とりあえず完成しました。う~ん、オートマ関係のパーツでシンプルな外観がスポイルされちゃってますね。
前回の記事の続きから書きます。
前回の記事にで紹介した、オートDをシートステーのVブレーキ台座に固定する為のブラケットです。このようにアルミL材を2枚合わせにしています。
実際に取り付けるとこのようなカタチになります。
しかし、これをナットで固定するにはスペーサーが必要になります。この図に示すようにナットがシートステーとブレーキ台座に干渉する為です。
外径12mmのアルミ管筒を、いつものように金ノコ、金ヤスリ、砥石、それからこの簡易旋盤?(削る工具が回転しちゃってますけど)で加工します。
酷い仕上がりです。Cの字に管筒が開いちゃっているので、直ぐ変形しちゃうンですよね。直ぐ変形するようなスペーサーで役に立つのか?まあ、管筒軸方向の入力なので大丈夫でしょう。
実際に取り付けるとこうなります。
お次は後側の固定。前に記事に書いた通り、キャッツアイのリフレクターの固定パーツを流用します。
しかしながら、この写真の固定方法では、ペルクランク操作ワイヤーがシートステーに干渉してしまいます。アクチュエーターの構造上、ワイヤーの位置をズラすことは出来ません。
そこでこのような固定方法に変更します。オートDがホイールから離れることになりますが、ホイールに固定したマグネットによるホイール回転数のピックアップに影響ないことは確認できました。
さて、いよいよ大詰め。ベルクランクを操作する為のワイヤーの引き廻しです。ワイヤーの引き廻しなんて大したコトないと思うでしょ?いや、大したコトはないンですけど、問題はインナーケーブルの両側にタイコがついているってこと。
私ではケーブルにタイコを溶接なんて出来ないし、他にタイコを固定する方法ってあるの?
自転車屋さんの店長に聞いたら、あっさり出てきました。コレです。聞いてみるものです。一般軽快車で使われる部品のようです。
このようにして使います。簡単便利。感動すら覚えます。
やったー!これで出来あがり。早速オートマの変速を確認してみます。
バイクをスタンドに載せたままペダルを回していきます。1速から2速、見事に変速しました。パチパチパチィ~!2速から3速も変速、っと思ったら直ぐ2速に戻ってしまいました。すると2速、3速の変速を繰返して「ピピピピピィ~」と明らかに尋常でない電子音を発してオートDが止まってしまいました。エラーです。なんで?
あれやこれや試して、考え込むこと小一時間。解決しました。詳細を説明するとややこしいのですが、要はオートDとインター3のプッシュロッドのストロークが同調していないことが原因でした。あちこち改造しているので、取説通り設定しても動かないのは当たり前と言えば当たり前。
それでは自転車屋さんの前の舗装路ではありますが早速試乗です。ギア比がギア比なので変速させるには結構頑張って漕がなければなりません。3速に入ってしまえば時速20km弱で巡航可能です。けど少し気を抜くと2速に落ちてクルクル漕ぐはめになります。
コーナリングにおける回転性ですが、舗装の平地で乗った限りでは、非常に良い感じ。倒しこみが穏やかで、ハンドルの切れ込みもありません。でもフレームが13inと小さい為クルッと回ってくれます。この図の通りBB下がりが大分あるので、極々自然な感じ。「フツーのMTBってこんな感じなのかな」って思わせてくれます。
後は、山に持ち込んで細かいところをセッテイングしていきます。いじれるのはポジションぐらいだけなンですけどね。
微に入り細を穿つ作成記録の数々は
1x1オートD仕様を作成しようという方に取っては
貴重な資料となる事でしょう。
世界で何人いるかは分かりませんが(笑
バッテリーボックスとユニットが
タダモノではない雰囲気を醸し出していて
個人的にはツボです。
(でも皇居とか御所の周りをウロウロしたら止められそうな気が…)
う~ん、乗ってみたい!オートマ1x1。
しかし1x1て、あらためて真横から見ると
スケルトンがトラディショナルでイイ感じですね。
やっと完成しましたよ。
私自身かなり楽しませてもらいました。
オートマ作る人居ないでしょうねぇ。メリットが「?」ですから。変速機構をつけたいなら1×1買わないでしょうし・・・。ひょっとして私のしたコトって冒涜的?
インター3を使うなら、Fディレーラー用のシフターと組み合わせた方が、スマートで実用的かと思います。(変速ストロークを同調させる必要がありますが)
ユニットとバッテリーボックスのナンだか分からない感がこのバイクのミソです。「何?」って感じでしょ。バッテリーの方に「ニトロ」のステッカーでも貼ってみますか。
今度は山に持ち込んで、インプレッションしてみます。
遂に完成おめでとうございます。
> 変速機構をつけたいなら
変速機のついた 1x1 といえば雑誌で見た覚えがあります。
去年の夏ぐらいに surly の方々が日本に来られて、あちこちの雑誌で特集されていましたが、そのときの写真の 1x1 が Inter-3 (っぽいもの) 付きでしたよ。
ですから、オートマ 1x1 は、本国のかたも喜ぶ仕様といえるのではないでしょうか?
> バッテリーの方に「ニトロ」
いけるかと思いいます。
私も最初みたときに『ニトロ』な印象をうけましたし。
ohnoさんがご覧になったのと同じかどうかわかりませんが、BAREN SportsCycleさんがインター4+オートDでオートマ1×1を組んでいます。
詳しくは、私のブログの2005.06.17の記事「35 オートマ1×1出てました」に載せてます。(コメント欄ではリンク貼れなくてすみません。)
やっぱりバッテリーボックスは、「SPV」や「FOX」より「NOS」の方が面白そうですね。
そうなるとオートDのケースはROMチューンメーカーのロゴですかね。でも分かり難いボケかな。ステッカーも入手し難いし。