今回は、大手虎口の通路の突き当たりの虎口を入ったところにある「日ノ池」です。
例によって、各史跡の位置関係は、こちらとこちらの写真を参照下さい。
日ノ池の大きさは直径16~17m、池底は鍋底形でとのことです。
写真を見ての通り、石敷き平坦面には2つの井戸があります。
また、発掘調査では、戦国時代の遺物だけでなく、平安時代初期(10世紀)の土馬(どば)といわれる遺物も見つかったとのこと。土馬とは水にまつわる祭祀に使われるもので、城が作られる以前から池があったことが想定されるそうです。
雨水と周りから差して来る水で、一年中、水が枯れることはないそうです。
一番上の写真は、遺跡を保護した上、新しく石積みして復元されたものですが、このように当時の遺構を露出展示しています。
真横から石積みを見た写真です。
平坦部の面は水平ではなく、微妙な曲線を描いています。何故でしょう?
うおっ!びっくり!池の周りを歩いて、ふと気が付くと目の前にかも(?カモかも?・・・失礼)が居ました。写真を撮った途端逃げてしまいました。
下の写真は、一番上の写真の反対側から眺めた写真です。