小太りMTB

ちっともMTBに乗ってないMTBerのブログ

グリーンシーズンお初富士パノ(2)

2006年05月02日 | MTB[トレイルラン]
 さて、昨日の記事の続きです。まだまだ続きますよ。
 怪我してやりたいことが出来ないので、いつものスティーブン・キングばりにクドイ記事が、更にクドクなっています。

 昨日の記事には、沢山の方からコメントを頂きありがとうございました。
 昨日の記事を書き、コメントを読ませて頂いて、あらためてリスク管理の大切さと、それに対する自分の甘さを認識した次第です。

 初めてゲレンデダウンヒルをした頃は、怖くてビビリまくりだったのが、何時の間にか馴れてしまって、危険に対する認識が甘くなってたりするンですよね。

 押し上げしなくていい下りオンリーの最高に楽しいコース。ハイカーや路面ダメージに気を使わなくていい専用コースの気兼ねのなさ。ローカルトレールに対して広くて比較的安全なコース。どれも開放感に満ちています。ここで楽しまなくて何処で楽しむって感じです。これらは全て正解。楽しむ為に皆遠くからきてるのですから、思いっきり楽しみましょう。

 でも、ゲレンデダウンヒル特有の開放感の裏にある危険についても認識しておく必要がありますね。ってクラッシュしたヤツに言われたか無いやい!って全くその通りでございます。
 今度から富士パノに行くときは、暫く目を通していなかった「MTBを安全に楽しむために・・・」を読んで、「リスク管理スイッチ」をONにして臨みます。

 私の場合、更に悪かったのが今シーズンから乗り始めたジャイアントDHの余りのダウンヒルバイクぶりに有頂天になっちゃってたこと。何しろ今まで怖かったところが、全然怖く無いンですから。
 機材の性能で怖くなくなったってのは、基本的に良い事。今までの私のスキルで、安全に速く楽しく走れるようになった訳ですから。それにビビリによるコケ要因も無くなりますしね。
 悪かったのは、アドレナリンに促されるまま「まだ行ける!まだ行ける!」と、初っぱなからガンガンスピードを上げていっちゃった事です。「ここでコケたらどうなるか?」なんて考えは、頭からスッポリ抜けてました。今考えると恐ろしい。大怪我にならなくて幸いでした。
 段々とスピードと機材に体を馴らす余裕が欲しかったところです。

 総括すると、「オヤジなのにハシャギ過ぎ。」

 一人反省会はコレくらいにして、昨日の記事の続きに行きます。

 右肩を痛めてた後、Cコースに走りに行く前に話しは戻ります。
 「怪我しちゃったンじゃあしょうがない。」と、ビールを手に取って、まったりモードに切り替えます。独身オヤジなのでリフト券代ぐらいは問題にしないのです。なぁ~んて、ホントに如何しようも無いだけ。

 皆が出かけるっていうので、キャンディスターに乗っているクラッシャーS奥さん(こんな呼び方でイイのだろうか?)に、「ジャイアントに乗ってみます?」と声をかけてみます。「いいんですか?」と乗り気のようなので、乗って頂くことにします。私としては他の人に出来るだけ乗って頂いて感想を聞きたいので、願ったり叶ったりです。体重が全然違うので、サスのバネ係数は硬すぎますが、チビの私に合うようにセッティングしてあるのでサイズはピッタリです。なかなか、私の小さいバイクに乗れる男の人っていないンですよねぇ。

 ところが、これがクラッシャーS奥さん(ホントにコレでいいのか?他に呼びようがないのでこのまま続けます。ゴメンナサイ)に多大なご迷惑を掛けることになってしまったのです。
 のんびりビールを飲んでいると、クラッシャーS奥さんがジャイアントを押しながら帰って来ました。私は完全に酔っ払っているので時間の感覚を無くしていたのですが、出発してから大分時間がたっていたようです。「こぶさんゴメンナサイ。パンクしちゃいました。」とのこと。パンクは全然構わないのですが、何処でパンクしたかを聞くと「Aコースの最初のシングルトラックが終わった辺り。」って、そんな上からこの重たいバイクを押してきたンですかぁッ!私だったら嫌になって乗ってきちゃいますよ。(そうしない為にパンク修理セットを何時も背負っている訳ですけど。)
 やっぱりクラッシャーS奥さんには、サスが硬すぎたようです。多分跳ねられるようなセッティングで乗り味も良くなかったでしょう。
 Aコースの上の方から重たいバイクを押してきて貰っただけでも有り難いのに、「チューブを交換させて下さい。」とチューブ交換までして下さいました。私の気まぐれな提案で、貴重な時間を使わせてしまって、申し訳なかったです。ゴメンナサイです。

 さて、また皆がまた出かけて私はお留守番。また、のんびりビールを飲み始めます。これはコレで贅沢な時間の使い方なのですが、残念でならないのがウワサに聞くTK島組みの走りが見られなかったこと。
 今考えてみれば、ゴンドラも混んでなかったしリフト券はあった訳だから、バックパックにビールを隠し持ってゴンドラに乗って、ゴンドラの中でビールをチビチビやりながら、皆の走りを見るって過ごし方もあったよなぁ。これって、贅沢なリフト券の使い方。しまったなぁ~。皆以外にも、末政選手をはじめ、この日来ていたエリート選手達の走りも見れただろうに・・・。

 で、時間は三時半。走る気ならそろそろ準備しないといけません。駐車場をクルクル走ってみると如何にかなりそうです。この頃はまだ肩は動く状態で、手に力が入らないだけ。折角来たのだからともう一本走る事にします。全く甘い考えです。さっきのオヤジの余裕は何処にいってしまったのでしょう。
 ゴンドラに乗って何気なく下を見てると、緑色のやたらと塗り面の広いバイクが「ピヨォ~ン、グィン!ピヨォ~ン、グィン!」と走っています。あの特徴のあるバイクはテックイン!?ってことは乗ってるのは朝日選手!?おお!また有名人を見てしまった。嬉しい。

 頂上に着き一人Cコースに向かいます。Aコースに行こうかなって考えも浮かびましたが、肩がもたないだろうと諦めました。これは正しい判断。しかも唯一の正しい判断です。
 怪我してる上に、自分では認識してないけど酔っ払ってる。しかも一人。最悪のMTB乗りです。こんなヤツは非難される前に、一人放っておかれるでしょう。
 始めの方は、ロールもどきをやりながら楽しく下ってましたが、半分を過ぎる頃には右肩は動かない状態。「ヒィィ~ン!如何しよう・・・」状態です。ベースに戻って来た(よく無事に戻ってきたモンです。)頃には肩は完全にダメになっていました。
 つくづく馬鹿なヤツです。こんなコドモオヤジは誰も相手にしてくれないだろうと、この事は極力皆に黙ってました。ゴメンナサイ。ゴメンナサイといっても「あ、そう」って言われるだけでしょうけど。
 大人なんだから、自分の行動には責任を持ちましょう。って当たり前過ぎる話し。

 平静を装いつつ、一人反省しながらビールを飲んでいると(まだ飲むのかっ!って飲みますよ。まだまだ。)、さっきゴンドラ上から見た朝日選手が、ウチらのベースにやって来ました。うわっ!雑誌で見るより男前ェ~!私自身はよく知らないのですけど、noriさんのブログに載ってたから、noriさんやSJさんと繋がりがあるのかしら?
 朝日選手から「一緒に走ろう」とのありがたいお言葉。皆、朝日選手と行ってしまいました。私は一人内証の反省会。でも、肩が動くうちにテントも立てて、シェラフも二重にして敷いてあります。この日は風呂も入れないでしょうから、後は飲むだけ。反省会をしててもナンだか楽しい気分。只の酔っ払いです。

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 で、皆十分走って来たようなので、この日はおしまい。SJさんとnoriさんで、ディスクブレーキホース交換どっちが早いかヨーイ、ドン!の図。じゃないですね。Jシリーズ第一戦箱館山に向けて、折れ痕の付いてしまったブレーキホースの交換です。

 で、夜の宴会まで書こうと思ったのですが、既に相当長い記事。読んで貰えるのでしょうか?何故か私の記事は、のらりくらり長くなってしまうのです。と言う訳で、今日はここまで。

 次回は怒涛の大宴会です。
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今回の記事は、TKクルー090さんの「ヨコノリズム・オヤジスタイル」の記事「富士パノ演習」にトラックバックさせて頂きました。