小太りMTB

ちっともMTBに乗ってないMTBerのブログ

待ったぜぇ~「ダーク・タワー」最終巻

2007年01月12日 | 映画、小説
 スティーブン・キングの「ダーク・タワー」の最終巻です。
 
ダーク・タワー〈7〉暗黒の塔〈上〉ダーク・タワー〈7〉暗黒の塔〈上〉
価格:¥ 820(税込)
発売日:2006-10

 月別発刊の上、中、下巻そろったところで買いましたが、まだ読んでません。
 
 しかし、永かったですねぇ~。
 私が、第一巻の「ガンスリンガー」を読んだのが、かれこれ10年程前。各巻の発刊が空くのでストーリーの細かいところを忘れてしまい、発刊される度に全巻読み返していました。
 
 で、「暗黒の塔」を読み始めたところ、案の定細かいところを忘れてます。このまま読み進めては、なんか勿体無い。
 また第一巻から読むのも大変だし、最初のほうは何回も読んだので大体覚えています。と言うわけで前巻の「スザンナの歌」だけ読み返します。
 
 私的には、「スザンナの歌」の後半の展開には少し興醒めだったのですが、「暗黒の塔」はしょっぱなからスピードがあって面白そう。
 
 期待しています。


小説「The S.O.U.P.」

2006年10月10日 | 映画、小説
The S.O.U.P.
The S.O.U.P.
価格:¥ 780(税込)
発売日:2004-05

 
 うわっ!画像デカ!「大きい画像」を選択するこうなるのね・・・。カバー絵も素敵だったので大きくしてみました。

 私は、「指輪物語」が好き(4回読んだ)で、ウィリアム・ギブスン(サイバーパンクな小説家)が好なので、この小説はモロ、ツボにはまりましたね。かなり登場人物や世界観に共感できちゃいます。

 この小説は、大雑把に言うとギブソンの「カウントゼロ」を、かなり現実的な設定にした感じ。私の個人的な見方ですけど。
って、この説明では何がナンだか分かりませんね。

 この小説は、ファンタジーでもサイバーパンクでもありません。現代の話。

 かつて「S.O.U.P.」というオンラインゲームを開発したプログラマーが、「S.O.U.P.」を活動の場の一つにしていると思われるサイバーテロ集団の世界的なテロに巻き込まれて行くと言う、極めて今日的な話です。
 この「S.O.U.P.」内の世界観が、「指輪物語」や「ゲド戦記」をベースにしている壮大なものです。「モリアの坑道」も出てきます。テロ側が仕掛けるプログラムもこの世界観の影響を受けています。

 ハッカー文化、クラック行為、ニューエイジ文化、サイバーテロ、webの脆弱性、ひきこもり側の視点、等に興味があれば面白い小説だと思います。2000年前後の技術をベースに書かれている小説ですが、今でも十分楽しめます。

 最後に、かなり人間味溢れる小説です。


スカッとする映画「ロック・ユー!」

2006年08月18日 | 映画、小説
ロック・ユー!ロック・ユー!
価格:¥ 1,481(税込)
発売日:2006-09-27


 今夜9時から日本テレビ系列で映画「ロック・ユー!」を放送しますね。

 この映画、私のお気に入りの映画の一つです。
 珍しく原題より邦題の方が、イカしてる(死語?)映画。
 舞台は中世。馬上槍試合を取り扱った映画です。

 80年代ロックを取り入れていますが、これが以外と中世馬上槍試合と馴染む。おまけにカッコイイ。

 なんと言っても見物は、CGに極力頼らないスタントによる馬上槍試合シーン。
 ガーン!と鎧と槍がぶつかり、槍は砕け散り、騎手は吹っ飛ぶ。大迫力です。

 重くもなく軽くもなく、肩肘はらずに観れる、スカッとする映画。
 ご覧になれば気分爽快です。


映画「ザ・インタープリター」

2006年06月02日 | 映画、小説
 原題「the interpreter」。国連通訳と言う意味らしいです。題名通り国連通訳の女性が主人公。ニコール・キッドマンが演じています。これに絡むのが、最近妻を無くしたばかりのシークレットサービスを演じるショーン・ペン。私の好きな俳優です。監督は、シドニー・ポラック。

 舞台背景は、アフリカのとある国で民族浄化の名のもとに行われている大量虐殺に、国連が介入するかどうかという極めて今日的な話。
 国連は内政干渉に当たるとして介入せず、人員不足のアフリカ連合(AU)が涙ぐましい努力をしているってのが現実らしい。アメリカ的正義は、資源の無い所には働かないのかしら?ってのは、私の勝手な勘ぐり。もちろん国連≒USAではないですけど。

 で、そんな背景の中、国連本部でニコール・キッドマンが、大量虐殺が行われている国の大統領暗殺計画を偶然聞いてしまうってのが、映画のお話。こう書くと、なんともベタな設定と思われるでしょうが、この「偶然聞いた」って所、ストーリー上でも「怪しい」ってされているンですねぇ。後は映画を観てのお楽しみ。凝った脚本です。

 見所の一つが国連本部。凄いセットだと思ったら、何と本物とのこと。シドニー・ポラックが、アナン事務総長に直訴して撮影許可を取ったとか。ホントにいいのか?ってほど国連本部の中で撮影しています。


映画「ニュースの天才」

2006年05月22日 | 映画、小説
 連休2日目で肩を怪我して、連休はなにも出来ずじまい。レンタルDVDを観まくりました。その中でも面白かったのが、この映画です。

 いやぁ~これは面白い映画ですよ。
 日本でもTVでとりあげられた、ニュー・リパブリック誌の若きスター記者、スティーブン・グラスの記事捏造事件を扱った映画です。
 主演は、「スター・ウォーズ エピソード2、3」のアナキン・スカイウォーカー役のヘイデン・クリステンセン。監督・脚本は、「ジャスティス」「ボルケーノ」の脚本家、ビリー・レイ。

 この映画は、徹底的に事実関係にこだわっているようで、登場人物、企業名等全て実名。脚色も極力廃しているようです。そのお陰かどうだか分かりませんが、妙に迫力があります。

 ノンフィクションですが、私はマスコミとは縁のない人間なので、お気楽に観ていられます。でも、事件の顛末を自分の職業に置き換えて観ると、結構怖いかも。
 サービス精神旺盛なグラスの特殊な性格が一因となった捏造事件ではありますが、別にグラスのような性格でなくても、追い詰められて、越えてはいけないある一線を越えてしまう状況って結構ありそうです。
 強度計算書の偽造、排ガス試験報告の偽装、クレーム、リコールの隠匿等、単独犯かどうかは別にして、「追い詰められて、やっちゃったンだろうなぁ」って事実の隠匿、捏造って事件は多々ありますよね。どうもこの種の事件は、捏造、隠匿に成功すると常習化する傾向があるようで、おまけに、罪を積み重ねつつも罪の意識は薄れていくようです。おっかないですねぇ~。

 時には晴天の霹靂とばかりに襲ってくる「ああ!如何しよう!」って状況。ここは一先ず頭を冷やして、自分で抱えず、自分で判断せず、上司に丸投げしちゃいましょう。その為の上司ですからね。上司の手に負えなかったら、更にその上に行くでしょうし。
 怖いのは、「法に背く」判断が上から下りてきちゃったら如何しよう・・・って想像。そんなことはないと信じていますが。

 なんて事も考えてさせてしまう、ある意味ホラー映画より、怖い映画です。


ズゥゥ~ン・・・とうとう観てしまった                          映画「アフガン零年」

2006年03月29日 | 映画、小説
 この映画が日本国内で発表された頃、ニュース番組等で取り上げられていたので覚えている方も多いと思います。
 実は私、半年前頃からレンタルビデオ屋に1本だけ(そりゃ1本だけだろうなぁ)置いてあるのは気が付いていたンです。でもねぇ~・・・めちぇくちゃ重そうなんだもん。「今日は、観る気分じゃない。」と先延ばし先延ばしにしてきたンですが、とうとう借りちゃいました。そして観ちゃいました。

 予想を遥かに越えた衝撃に、かなり凹みました。落ち込み過ぎて言葉になりません。
 世界の状況に無関心であること、男であること、日本で安楽で暮らしていること等など、罪悪感を感じなくてもいい些細なことにまで罪悪感を感じてしまいます。世界の状況に無関心と言っても、ニュースやドキュメンタリーを観たり、新聞を読んだりはしますが、それを言い訳にしても何も出来ない無力感、それ以前に何もしようとしていない自分に呆然とさせられてしまうのです。

 この記事を書いているのも、この映画を観てから一週間後、それも間に思いっきりお気楽な映画を一本観た後です。前述した感覚を振り払おうと既に「逃げ」に入ってしまっている情けない状況です。

 私は、映画は娯楽と割りきっていて、「観なきゃ」っていう義務感で観るものではないと考えていますが、それでも下記の理由から、あえてこの映画を観ることをお勧めします。
 一つは、多かれ少なかれ観た人の感情、感覚、考えに何らかの影響を与えてくれるであろう事。そして、それがこの映画を創った人達の希望であろうと思われるから。
 もう一つは、懐疑的に観てしまう報道番組よりも、より現地の人達の感覚に近い情報を与えてくれてるかもしれないから。

 映画の詳細は、こちらの公式サイトをご覧下さい。

 「重い、重い」と脅かし過ぎちゃった感があるので、もう少し。
 この映画はドキュメンタリーではありません。事実を元にしたエピソードを織り込んでストーリ立てしているようですが、あくまで物語、ストーリー映画です。衝撃的な映像も、残酷な映像も出てきません。ドラマチックな展開や物語の起承転結さえありません。
 ただ、たんたんと物語が映し出されるだけです。それでも引き込まれてしまうンですね。なんなんでしょうね?この力は?

 時間的には短い映画なので、観てみたらいかがでしょうか?


緊張感で背中がこわばる傑作                                映画「ナーク」

2006年03月08日 | 映画、小説
 いやぁ~、緊張して観ちゃったもんで背中の筋肉がこわばってしまいました。凄い!引き込まれます。犯罪アクション映画というより人間ドラマだね。こりゃあ。

 殆ど無名のジョー・カーナハンという人が監督、脚本のインディペンデント系映画。主演は、スピード2主演のジェイソン・パトリックと、若い時は2枚目、少し歳をとってサイコパス、現在は性格俳優の涙目男、レイ・リオッタ。
 実は私、特典映像を見るまでは主演がこの二人とは気が付きませんでした。見かけも雰囲気も、かなり変えてます。

 ジェイソン・パトリックは、犯人射殺時の兆弾で妊婦の胎児を殺してしまった対麻薬潜入捜査官。モジャモジャの長髪に口髭でスパニッシュな感じ。
 レイ・リオッタは、相棒を殺された刑事。この映画の為に体重を増やし白髪混じりの保守的な髪型に鬚と、一見、差別主義者的強面暴力刑事という感じ。涙目が、乾いた鋭い眼光に変わってます。

 舞台はデトロイト。ストーリーは、この二人が、未解決であるレイ・リオッタの相棒が殺された事件の捜査を、警察上層部から命ぜられ、渋々捜査をはじめるという話。

 過度な演技を廃したアクション。(タランティーノ風のアクションも好きですけど) ドキュメンタリーのような現実味にこだわった演出。最初から最後まで張り詰める緊張感。傑作です。 


油断して見たら重かった                        映画「マイ・ボディガード」

2006年03月02日 | 映画、小説
 ダコタ・ファニング出演の映画と言うコトで油断してたら、不意打ちを食らいました。重い・・・重いです。

 監督は、私の大好きな映画「トゥルー・ロマンス」のトニー・スコット。リドリー・スコットの弟さんです。主演はデンゼル・ワシントン。出演は天才子役のダコタ・ファニング、極渋カッコイイ クリストファー・ウォーケン、最近すっかり怪しい役がはまり役のミッキー・ローク等など。
 調べてみると脚本はブライアン・ヘルゲランドと言う人。知らない人です。この人、かなり元気の出る映画「ROCK YOU!」(かなり好き、いつか記事にしたい)の監督、製作、脚本や、かなりハードボイルドな映画「L.A.コンフィデンシャル」(原作者が原作者ですからねぇ)の脚本をやった人らしいです。

 実は私、デンゼル・ワシントンって好きではなかったンですよね。「アメリカの正義」を具現化したような役ばっかりだったンで。でも映画「トレーニング デイ」での見事な汚れっぷりを観てから見方が変わりました。この映画でもくたびれきった役どころを演じて、すっかり感情移入できちゃいます。

 舞台はメキシコ。同じくメキシコを舞台にした映画「トラフィック」に通じる、重たさとせつなさがあるストーリーで、すっかり涙もろくなったオジサンはちょっと泣いちゃいました。
 珍しく長い映画ですが、最後まで緊張感が途切れず、グイグイ引っ張ってくれます。

 私としては、お勧めの映画です。


映画「スクール・オブ・ロック」

2006年02月08日 | 映画、小説
 エネさんのブログの記事「スクール・オブ・ロック」に触発されて、思わず同じネタで書いてしまいました。エネさんすみません。この記事は、エネさんの記事「スクール・オブ・ロック」にトラックバックさせて頂いております。

 いつも映画のカテゴリーでは、脚本とか、必然性とか、リアリティーとか、全てを語らずとか、しちめんどくさいコトを言っている私ですが、この映画に関してはそんなコトは考えず、只々楽しく観れました。詳細はこちらの公式サイトをご覧下さい。
 ストーリーは、スゴォ~ク大雑把に言うと「スイング・ガールズ」のロック版みたいな感じです。

 オジサンには、若い世代にロックを聞かせる(教える)ってシュチュエ-ションが燃えてしまうのですよ。「どうだぁ!ロックって凄いだろォ~!」って。「萌える」じゃないですよ。「Burn!」ですよ。
 とか言っても、実際はシラケちゃうのかなぁ~。オジサンは寂しい・・・。

 この映画、とにかく70~80年代のロックだらけ。特典映像でも触れてましたけど、ツェッペリンの「移民の歌」を流す許可を取るなんて凄いです。涙ものです。

 私の記事は大分ロックに寄っちゃってますけど、ストーリー、映像等、安心して子供からオジサンまで楽しめる映画です。

 ところで私は、車のCDチェンジャーが壊れてしまってから、全く音楽と無縁の環境。久しぶりにPCでツェッペリンのデジタルリマスター版を聴いたら、やっぱりイイ~!!


フレンチ・アニメーション             「ベルヴィル・ランデブー」

2006年01月09日 | 映画、小説
 この映画、自転車雑誌に取り上げられていたので、ご存知の方も多いかと思います。フランスの漫画作家、原作家、アニメーション作家のシルヴァン・ショメ監督の映画です。詳細はこちらをご覧になって下さい。(これから、この映画を観るつもりの方は、「Story」は読まない方が良いかと思います。肝心なところをネタバレさせてますので。)

 このアニメーション、ストーリーといい、絵柄、全体の統一感、雰囲気といい、かなり私のツボにはまりました。ディズニーとは全く方向性が異なる、シュールなアニメーション映画です。

 この映画は、寡黙で孤独な少年シャンピオンと、そのおばあちゃんの物語。両親を早くに亡くし無気力な生活を送っていた少年シャンピオン。おばあちゃんが、シャンピオンがロードレースに興味を持っている事に気付き、彼に三輪車を与えた事によって、シャンピオンは三輪車に夢中になります。
 やがて時は過ぎ、青年となったシャンピオンは、おばあちゃんをトレーナーとして、過酷なロードトレーニングやり抜き、ツール・ド・フランスへの出場を果たします。
 ここから話は予想外の方向へ急展開。この急展開ぶりが気に入るか気に入らないかは観る人次第です。観る人によっては消化不良を感じるかもしれません。私は気に入りました。

 で、このおばあちゃん。エッフェル塔の置物を振れ取り台代わりにして、音叉とペンチでホイールの振れ取りをやってしまうクールな人。日本ではマニアックなエピソードにうつりますけど、ロードレースってフランス文化の一部なんですかね。
 ちなみにこの映画。ロードレーサー特有のスピード感、爽快感の表現はあえて抑えてるようです。シャンピオンに関しては、ストイックにひたすら漕ぎ続けてます。スピード感、爽快感については期待しない方がよいです。

 グラフィック、絵コンテ、動きの指示も(脚本も)監督シルヴァン・ショメによるものらしいですが、今時のアニメらしく3D技術を使っていながら、この独特の絵柄で、キャラクター、背景、3Dオブジェクトに統一感を持たせる手腕も素晴らしいです。リアルな絵柄でなくても、リアルな世界観を構築できるという良い例です。
 デフォルメ、単純化、個性化が苦手な私は、ただ、ただ、恐れ入るばかりです。


S・キングとJ・デップが好きならイイかも         映画「シークレットウィンドウ」  

2005年12月28日 | 映画、小説
 2004年製作のジョニー・デップ主演の心理サスペンス(かな?)映画です。原作はスティーブン・キングの短篇(中篇?)、「秘密の窓、秘密の庭」。
 私は、ジョニー・デップもスティーブン・キングも大好き。別にそんなに好きではなくても、見て損は無い映画だと思います。

 でもねぇ・・・S・キング原作のスーパーナチュナルホラー物って、「キャリー」以外全滅なのよねぇ。スーパーナチュナルでなければ良い映画になってるンですけどね。「ショーシャンクの空に」とか、「グリーンマイル」とか、「アトランティスのこころ」(この映画では原作の超常現象の要素を取り除いています。)とか、「ミザリー」とか、「ゴールデンボーイ」とか。
 「ドリーム・キャッチャー」はかなり好きな映画ですけど、どっちかと言うとSF色が強いし、「シャイニング」はキング原作というより、スタンリー・キューブリックの映画って感じだし。

 スーパーナチュナルホラーでも、テレビドラマになるとイイ感じになるンですよねぇ。なんでだろ?多分、話数がとれるので、無理やり短く編集する必要が少ないからかな?

 で、この「シークレットウィンドウ」、原作も映画もスーパーナチュナルの「ス」の字も出てこないので、大丈夫です。原作も、いつものネチネチくどいキング小説では無く、あっさりしてたと記憶しています。(実は、よく覚えていません。)

 見物は、ジョニー・デップの演技。リアル、細かい、面白い、カッコイイ。最高です。
 それから、脚本、演出も緻密です。あちこちに伏線、ヒント、象徴が隠されています。(特典映像を見るまでは、殆ど気が付かなかったンですけどね。)

 監督は、デイヴィッド・コープという人。私は知らない人でした。製作、脚本もこの人なのかな?この監督、「ジュラシック・パーク」や、「ロスト・ワールド」、「ミッション:インポッシブル」、「スパイダーマン」等、もろハリウッドっていう映画の脚本をやってた人みたいです。
 でも、この「シークレットウィンドウ」は全然ハリウッド的ではありません。(ハリウッド映画が悪いと言ってる訳ではないですよ。) つまり、何から何まで観せて説明しちゃう映画ではないってコトです。

 よぉ~く観てると、最後に「そうだったのかぁ!!」って思わせてくれる映画です。この結末好きです。必然性と結末を大事にした映画です。


映画「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」

2005年12月13日 | 映画、小説
 私にとって、久々にヒットした映画です。「THE LIFE OF DAVID GALE」。アラン・パーカー監督の2003年製作作品。主演はケビン・スペイシー。サスペンスと捉えていいのかな?

 死刑囚の最後の4日間を描いた映画です。テキサス州が舞台とあって、死刑賛否に関する問題提議がなされていますが、押し付けがましくなく、また、あくまで中立の立場で撮られているので、あまり身構えて観る必要もありません。娯楽サスペンスとして気軽に観ても良いのではないでしょうか。

 また、脚本も良いです。観客を騙してやろうと言う見え見えの意図は感じられないのに、予想外の展開が続き、楽しませてくれます。最後まで緊張感が続く上に、緻密です。
 脚本家は、チャールズ・ランドルフという人で、この作品がお初とのこと。才能のある人ってのは凄いなぁ。

 お勧めの映画です。


映画「ギフト」TVでやりますね。

2005年10月27日 | 映画、小説
 今頃アップしても遅いンですけど、テレビ東京でPM9から、「ギフト」を放送しますね。(関東だけかもしれないですけど。) さっき新聞のテレビ欄を見て知りました。

 S.キングが好きな人には、面白い映画かも。私は好きです。
 サム・ライミ監督、ケート・ブランシェット主演の、控えめなスーパーナチュラルホラーです。それともサスペンスかな?キアヌ・リーブスが面白い役どころで出ています。さすがサム・ライミ。

 今思えば、ケート・ブランシェットの映画って結構見ている。好きな女優さんです。もう放送が始まっちゃうから、彼女について語るのは別の機会にして、さっさと記事をアップします。


The Way of the Gun

2005年05月26日 | 映画、小説
benicio_del_toros と言う訳で、また描いちゃいました。映画「The Way of the Gun」のベニチオ・デル・トロ [Benicio Del Toro]です。

※ イラスト内のフォントは、「PSYCHOGRAPHERS!」様のフリーフォントを使わせて頂きました。

 好きな映画と俳優なので、力入ってます。(力入れてもこの程度ですが。) この映画の邦題は「誘拐犯」と、なんとも面白くなさそうなタイトルがついています。原題のままでイイのに。
 久々に台詞で説明してないアメリカ映画。「まだアメリカエンターテーメント界にも「全てを語ったらカッコ悪い。」って感性があるンだ。」って安心させてくれた映画です。別に分かり難い内容ではありません。むしろストーリーは単純。ただ、台詞では一言も語られず、一回観て「え?そう言うこと。」、2回目で「あ、やっぱりそうなの。」って確認できる人間関係があります。(私が鈍いだけか?)
 内容は、特典映像の中でも語られますが「サム・ペキンパー風様式美の西部劇的現代犯罪映画」。「銃で生きる者の空しさ」をカッコ良く観せてくれます。と言ってもロバート・ロドリゲス程現実離れしていない。

 で、この映画で掴み所のない悪党ロングボーを演じるのが、ベニチオ・デル・トロです。渋い!カッコイイです。この映画を観た後は、イラストにある口を歪める仕草を無意識に真似てしまいます。最近の映画「21g」のトロも、別の意味でイイ!観たら泣いちゃうかも。
 この「The Way of the Gun」、映画「ユージュアル・サスペクツ」の脚本を書いたクリストファー・マッカリーが初監督した映画なんですって。なるほど、良く出来ている訳だ。
 トロの他に、ジェームス・カーン、ジュリエット・ルイス、ライアン・フィリップと大物、ベテラン、人気若手俳優と渋い配役です。

 イラストは夜のモーテル兼ドライブインの駐車場で、これからジェームス・カーンと話をしようとしているところ。とてもお話しする雰囲気とは思えません。でもトリガーには指を掛けてません。ご丁寧にスライドも押さえています。(コックが起きてないのは私のミス。)
 トロが使っている拳銃は、何故かコルト・ガバメントM1911。ペキンパーの「ワイルドバンチ」の時代から使われているクラッシクなオートマチック。最後の売春宿での銃撃戦では装填に苦労してます。

 いや~久しぶりに絵を描くと楽しい。ナンかブログが違う方向に行っちゃてますね。まあ、そのうち絵を描くのも飽きるでしょう。


「ブリジット・ジョーンズの日記 」が借りられない

2005年05月23日 | 映画、小説
renee_zellwegers 昨日の日曜日はトレイルランは無しの予定でしたが、草津のレースに出ないトレイル仲間からお誘いが。でも、またもや(久しぶりだけど)寝坊でキャンセル。日ごろの寝不足が祟って9時間も寝てしまいました。誘ってくれた方々、申し訳ありませんでした。

※ 携帯メールに頂いたSPEEDGAMEの写真見ましたよ。大きい画面で見ようとPCでアクセスしたら、PCのブラウザでは見れないのですね。今度実車見せて下さい。

 で、洗濯、掃除、今週分の食料買い出しをしたら、何もやる気が起きなくなっちゃいました。自転車関係、あれやこれや手を出しすぎですね。ブログの方も気張って更新するのを止めましょう。最近、記事が長すぎ。自転車もブログも目的からズレてきているみたい。ラクに行くことにしましょう。(元々そのつもりだったンですけど)

 と言う訳で、たまには違った事をしてみましょう。で、久しぶりにイラストを書いてみました。ラフで済まそうと思ってたけど、どうせ主線を入れるのならとペン入れして、ペンを入れたならとトーンを貼って仕上げてしまいました。(あっ、袖のところトーン貼り忘れてる。)

 イラストは、映画「コールド・マウンテン」でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ助演女優賞を受賞したレネー・ゼルウィガー[Renee Zellweger:ホントの発音は違うみたいだけど]。(のつもり。似てない?) 「コールド・マウンテン」後半の雪山場面のイメージ。
 「コールド・マウンテン」は、「映画「イングリッシュ・ペイシェント」の監督(アンソニー・ミンゲラ)、スタッフが再結集!」とのうたい文句にのせられ借りたのですが、私にはイマイチ。ストーリーが少女漫画チック(ごめん。少女漫画への偏見?)で感情移入ができません。「イングリッシュ・ペイシェント」はチョット泣いちゃったのに。
 主演ジュード・ロウのハマリ役は、私的には「ロード・トゥ・パーディション」の写真を撮る殺し屋。カッコ良かったです。後「AI」のセクサロイドとか。え?ナタリー・ポートマンも出てたの?全然気が付かなかった。太っちゃてた?
 でも、助演のレネー・ゼルウィガー良いです!チョットぽっちゃりで、一重むくみ瞼で、への時たらこ唇(失礼!)だけど、カッコ可愛いです!惚れちゃいました。歳もそう私と変わらないっと思ったら結婚されるのですね。おめでとうございます。
 このカッコ可愛いのが、この「コールド・マウンテン」での役柄なのか、彼女の演技力なのか、彼女自身の魅力なのか見極めたいと思って、彼女を一躍有名にした「ブリジット・ジョーンズの日記 」を観てみたい訳です。中年オヤジがラブコメ映画を観る姿は、想像するだけで気持ち悪いでしょうけど。

 こう言う訳で、前々から借りようと思っているンだけど、何時も貸し出し中。結構数は置いてあるンだけどなぁ。そんなに人気があるのか「ブリジット・ジョーンズの日記 」?ますます観たくなってきたぞぉ!

 ところで、草津のDHレース、もうリザルトが出てますね。やっぱり内嶋亮選手が大差で1位ですか。2位は重力技研さんの斉藤邦一選手。
 去年のタイムと比べてないので実際の調子は分かりませんが、順位的には上がった方も下がった方もいるようで。○○さんなんか、□□さんに*.**秒差をつけて超上位!おめでとうございます。みなさんお疲れ様でした。