【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

「キツツキのあかいぼうし」(文:高橋健、絵:松永禎郎)小峰書店

2011-02-20 00:00:36 | 詩/絵本/童話/児童文学
                      
 キツツキのチプタとカラスのパシクルのお話。

 やまに大雪が降り、エサはなくなり、キツツキのチプタは困り果てます。村まで降りて行き、エサをもとめました。

 村のゴミ捨て場にはカラスの仲間がたくさん群れていました。チプタはなかまにいれてもらおうとします。からだはキツツキもまっくろで似ているのです。

 しかし、カラスの仲間はよってたかってパシクルをつまみだそうとします。チプタの赤い頭が気にいらないのです。

 カラスのパシクルは、チプタの赤いあたまに墨をぬりました。これでカラスと同じにみえることになました。困ったことがあると、パシクルはチプタをいつも助けてあげました。

 やがて、春に。あめが何度もふり、チプタの頭の墨は洗い流され、もとのキツツキの外見になりました。チプタは山に帰ることになります。

チプタが飛び立つとパシクルがあとからついてきます。チプタはパシクルに、頭が赤くないと山では暮らせないと伝えたのに・・・。山につくとパシクルは山の魅力に感動します。何とかして山にいようと、そしてチプタをおよめさんにもらおうと、チプタはカラスウリの実で頭を赤くして、努力します。

 そしていろいろあって、二匹は結婚? ところが、・・・・・。

 これまで紹介してきた絵本と少し違うのは、お話のなかに(オスとメスの)求愛があること、絵のなかで自然がのびやかに描かれていることです。


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