キツツキのチプタとカラスのパシクルのお話。
やまに大雪が降り、エサはなくなり、キツツキのチプタは困り果てます。村まで降りて行き、エサをもとめました。
村のゴミ捨て場にはカラスの仲間がたくさん群れていました。チプタはなかまにいれてもらおうとします。からだはキツツキもまっくろで似ているのです。
しかし、カラスの仲間はよってたかってパシクルをつまみだそうとします。チプタの赤い頭が気にいらないのです。
カラスのパシクルは、チプタの赤いあたまに墨をぬりました。これでカラスと同じにみえることになました。困ったことがあると、パシクルはチプタをいつも助けてあげました。
やがて、春に。あめが何度もふり、チプタの頭の墨は洗い流され、もとのキツツキの外見になりました。チプタは山に帰ることになります。
チプタが飛び立つとパシクルがあとからついてきます。チプタはパシクルに、頭が赤くないと山では暮らせないと伝えたのに・・・。山につくとパシクルは山の魅力に感動します。何とかして山にいようと、そしてチプタをおよめさんにもらおうと、チプタはカラスウリの実で頭を赤くして、努力します。
そしていろいろあって、二匹は結婚? ところが、・・・・・。
これまで紹介してきた絵本と少し違うのは、お話のなかに(オスとメスの)求愛があること、絵のなかで自然がのびやかに描かれていることです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます