【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

「天国の日々」(テレンス・マリック監督、アメリカ、1978年、95分)

2016-10-15 00:06:42 | 映画

 「天国の日々」(テレンス・マリック監督、アメリカ、1978年、95分)。
 詩情あふれる映像で知られています。全編、映像の美しさは比類がありません。

     


 シカゴの鉄工場での暴力沙汰を理由に、アメリカ南西部の農場に仕事をもとめて移住することになったビル(リチャード・ギア)とその恋人アビー(ブルック・アダムス)とリンダ。3人は農場の麦刈り作業員に雇われることになります。3人は兄姉妹と偽っていました。農場主のチャック(サム・シェパード)は、美人のアビーに目をつけました。

 農場での仕事はきつく、賃銀は安く、監督のベンソンは3人にも冷たくあたります。チャックは、アビーに心ひかれていきます。刈入れが終ると、作業員たちはまた別の仕事をもとめて、立ち去っていきます。しかし、チャックはアビーに残ってほしいと言います。ビリーは彼の好意を利用しようと算段し、アビーを説得します。というのも、ビリーはチャックが病に冒されて余命が少ないということを知っていたからでした。

 やがて、チャックはアビーに求婚します。「どうせ長くない生命だから」と、アビーに結婚を承諾するように仕向けるビリー。アビーは、チャックとの結婚を受け入れます。当然、妻の兄妹であるビリーとリンダも気楽な生活を謳歌することができました。しかし、チャックは次第に妻とビリーの間柄を怪しむようになります。

 ある日、複葉機が農場に飛来してきました。各地を飛び廻る芸人トリオが乗っていました。彼らの演芸を楽しむチャックとアビー、ビリー。そこで、チャックがビリーとアビーの接吻するさまを偶然に見たことで、チャックの疑いは固まりました。

 そのことを察したビリーは、翌日、芸人たちとともに農場を後にします。月日がたち、再び麦の刈入れの秋がやって来ました。ビリーも仕事をもとめて戻って来ました。この後、イナゴの大群が農地を襲うシーンがあります。イナゴとのすさまじい戦いです。夜通しイナゴを追い払う人々の姿が痛々しいです。そのような自然との闘いのなかで、火事が起こります。その混乱のなかで、・・・・。その結末は・・・。