日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

カナリアはさえずる

2019-05-17 05:52:32 | 読書
ドゥエイン・スゥイアジンスキーの『カナリア』はさえずる』を読みました。



カナリアというのは、警察への情報提供者CIの隠語だそうです。17歳の女子大生、サリー・ホランドはパーティで知り合った先輩大学生のDに、車に乗せて欲しいと頼まれます。彼の言うまま、フィラデルフィアのとある場所まで乗せて行った彼女は、彼がサンドイッチを買いに行っている時に、麻薬捜査官に逮捕されてしまいます。彼が車に残していった荷物からは大量の麻薬が発見されました。Dは異変に気付いて走って逃げました。



サリーは警察で、単に頼まれて車に乗せただけだと主張しますが、信じてもらえません。このまま逮捕起訴されるか、情報提供者になるかの選択を迫られて、サリーは仕方なく後者を選びます。麻薬が身近にあるフィラデルフィアの大学生と言えども、今までドラッグには手を出して来なかった優等生のサリーには、情報提供者の仕事はハードルが高いです。Dの協力をもらいながらその役目を果たして行きますが、状況はどんどん変な方に進んでいきます。

この小説は、サリーが、亡くなったママに語りかけるモノローグ部分と小説部分で構成されています。プロットが複雑で、展開も早いので、とにかく読むのが大変でした。カナリアはさえずるではなくて、かなり手こずるでした。実は結末部分もよく分からなくて何度も読み直してしまいました。やれやれ。
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