日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

吉本ばなな『虹』

2016-02-24 06:50:03 | 読書
吉本ばななの『虹』を読みました。



この小説は、世界的に有名なリゾート、タヒチのボラボラ島と日本のタヒチ料理のレストランを舞台にした小説です。主人公は、あこがれのオーナーの経営するタヒチレストランでフロア係をやっています。あるとき過労で倒れてしまい、しばらく休息をかねてオーナーの家で家政婦として仕事をすることになります。



オーナーの奥さんの人間性に合わない物を感じながら、彼女は熱心に仕事をします。特にオーナーの犬との交流の部分は、わんこ好きとしては引き込まれて読みました。その後、その仕事もやめて、彼女は休暇を取ってあこがれのタヒチへやってきます。



この小説は、生き方は不器用だけれど、まっすぐに生きようとしている男女の恋愛を描いていきます。読んでいて、オーナーの人格というか人間性に関してちょっと疑問に思う部分はありましたが、ひさしぶりのばななワールドに引き込まれてしまいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする