黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

アイスケーキ@セレモニー見附

2009-07-21 | スイーツ
 母の葬儀の御斎に出てきたデザート。名前は<オリジナルスイーツ>としか書かれてなかったような気がするので、適当に付けてみました。
 カスタード系のアイスの下に、レーズン(ラム?)が入ったアイスケーキ。
 上の方は、カスタードソースがアイスになってる感じ。
 一緒に皿に載ってるのは、フランボワーズとマンゴー。

 セレモニー見附:新潟(見附) ※アークベルグループのセレモニーホール。

『落語娘』永田俊也(講談社)

2009-07-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
中学生の時、叔父に連れられた池袋の寄席で三松家柿紅の落語『景清』に魅了された、長村香須美。大学卒業後、三松家柿紅の弟子入り試験を受けるも、落とされた彼女を拾ってくれたのは、柿紅の同門の兄弟筋にあたる三々亭平佐だった。
女への差別と偏見の厳しい世界の中で、苦戦を強いられ5年経っても未だに前座。おまけに、平左は稽古もつけてくれないばかりか、テレビ番組での舌禍事件で表舞台から遠ざかり、収入の少ない彼女にたかる始末。
そんな中、平左が『緋扇長屋』といういわくつきの落語を40年ぶりに復活させようとしているらしいという噂を聞き、……『落語娘』、
昔ながらの話芸で舞台に臨む海野濱子・宇多恵のコンビ。野心や色気にほど遠い、のんびりした宇多恵が最近少しおかしい。ある日、上方演芸大賞を獲ろうと言い出して……『ええから加減』の2編収録。

どちらもお笑い関係のお話。『ええから加減』は短編。
『落語娘』は、少し前に映画化されてるようなので、そちらもちょっと観てみたいかも。

<09/7/18>

『智天使(ケルビム)の不思議』二階堂黎人(光文社)

2009-07-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
1953年、元男爵であった名家・二古寺家が戦後没落し、東福剛介という金貸しから家を借り、精神的に弱くなっている母・萌子と住んでいた娘・郁美。彼女は、東福を殺害するが、その後始末をし、また陰に日向に彼女たちを支え続けたのは、父の代から二古寺家に仕えていた使用人・杉森修一だった。
郁美は、疑われながらもある策略で容疑を逃れ、のちにマンガ家・天馬ルミ子となり、事件は迷宮入りした。
1987年、大学生にして多くの刑事事件の解釈に貢献した、“名探偵”水乃紗杜瑠(サトル)は、親しくなった十姉妹刑事から、退職した間宮元刑事が追っていたという、その事件について話を聞く。
そんな中、郁美の二度目の結婚相手である、評論家の溝口康生が自殺にみせかけて殺害された。彼の本名は波田圭介といい、かつての事件の折、郁美の隣室に住んでいた男であった……

倒叙ミステリ。一言でいうなら、『容疑者Xの献身』二階堂バージョンというか、『容疑者~』への挑戦というか…(笑)。
トリックに使われてるネタのマニアックぶりが、とても二階堂さんらしいかも。

<09/7/18>

『さよならの次にくる <卒業式編>』似鳥鶏(東京創元社)

2009-07-17 | 読了本(小説、エッセイ等)
久しぶりに小学生時代の友人・木場に再会した葉山。その場に居合わせた演劇部部長の柳瀬沙織は、葉山と彼の間に何かあるのではと、過去の話を聞き出したらしい。
それは、小学校の卒業式の日のこと。
好きな相手に思いを伝えようと葉山が書いたラブレターを、友人の木場や根本に見つかり、もてあそばれているうちに、ビルの屋上に落ちてしまった。
落としたのは2つ並んだビルのどちらかで、ひとまず片方の『キムラビル』に入った葉山は、そのままその屋上に閉じ込められてしまった。しかも隣の『第二高橋ビル』にも鍵がかかっていて入れない。しかし葉山はその同じ日の夕方、第二高橋ビルにいた。
彼はどのようにしてビルから脱出したのか、答えを言おうとする葉山を制し、文芸部部長の伊神恒がそれを推理しはじめ……“第一話 あの日の蜘蛛男”、
先の一件で、小学校時代にラブレターを書いた相手が、渡会千尋だとばれ、それが中学時代からの同級生・ミノこと三野小次郎に伝わった。
それから5か月。そのミノが、千尋が現在愛心学園に通い、吹奏楽部のオーボエの首席奏者となっているという情報を持ってきた。しかもその吹奏楽部のコンサートに手伝いが必要だというので、葉山にも声をかけてきた。
その話に乗った葉山だったが、そんな中、吹奏楽部に貼られた怪文書の犯人として彼女が名乗り出た。
何とか彼女の無実を晴らすべく、奔走する葉山だったが……“第二話 中村コンプレックス”、
ジャックという名の白い猫を可愛がっているお姉さん目当てに、庭園に通っていた“僕”。
猫はなかなか僕には懐こうとしないが、ふらりと現れた伊神には懐き、おまけにお姉さんとも話が弾んでいて僕は面白くない。
夜中にこっそりとジャックを餌付けし手なづけようと餌をやったのだが、翌日ジャックは池に浮かんでいるのを発見されて……“第三話 猫に与えるべからず”、
いよいよ迎えた、伊神卒業の日。
しかし式の途中、いつの間にか消えた伊神の姿を探す葉山だったが、携帯は繋がらず、住所録に載っていた場所に、彼は住んでいなかった……“第四話 卒業したらもういない”の4話の他、断章収録。

『理由あって冬に出る』の続編。
前後編の前編らしく、間に入っている『断章』の意味合いがまだ不明。
後編でどう絡んでくるのかが気になります。

<09/7/17>

『パラドックス実践 雄弁学園の教師たち』門井慶喜(講談社)

2009-07-17 | 読了本(小説、エッセイ等)
弁論術学習に特化した超エリート校・雄弁学園。6歳から演説、議論、陳述研究の訓練に励み、大人でも太刀打ちできないほどの技術を持つ高校生たちが、新しく担任となった能瀬雅司に着任早々、3つの難題を投げかけた……「テレポーテーションが現実に可能であることを証明せよ」「海を山に、山を海に変えられることを証明せよ」「本当にサンタクロースがこの世にいることを証明せよ」
議論混乱をきっかけに前担任・五十嵐桂子を休職に追いやった生徒たちを前に、プラトンの『饗宴』1冊を読んだきりで卒論をでっちあげった能瀬が出した回答とは……『パラドックス実践  高等部』、
初等部の弁論大会の結果に異議があるという夫人…準優勝になった蟹沢雄人の母・徳美がやって来た。大会の担当だった荒木響子は、苦情に対応することに。
その大会で優勝したのは、響子のクラスの生徒・佐久米まなみの“鮭の産卵……<かわのいきもの>から”だったが、その内容が出典としてあげている本の内容と異なっている為、規定に違反しているのではないか、という……『弁論大会始末  初等部』、
中等部でかつて教えていたものの、今は不遇をかこつ塩鍋遠次。
そんな彼が、一回だけ臨時で授業を受け持つことになったクラスには姉の子・いずみがいた。彼女に出した「自然科学的真実の方が実感的真実よりも実感的であることの例をあげよ」という宿題を簡単に答えられてしまった彼は、思わず「自然科学的真実がすなわち実感的真実でもあり、なおかつ自然科学的真実でないことで実感的真実でもないという例をあげよ」という難題を出して……『叔父さんが先生  中等部』、
学校で痛手を受け休職中の五十嵐桂子は、郷里の徳島に帰っていた。そんな彼女は母と共に出かけた兵庫県の猪名川町で高等部部長で、4月から学園長になうという栗坂穣一夫妻に出会う。
桂子は4月から大学の臨時採用の非常勤講師として、復帰することになっていたのだが、大学の“新聞”に載っていた<アメマケ先生>北橋絵美莉が、彼女が最初に授業で取り上げた<雨ニモマケズ>を題材にしたことが気に入らずそれを拒む……『職業には向かない女  雄弁大学』の4編収録。

弁論の勉強をしている手ごわい子供たちの相手をする、教師たちのお話。
弁論という、あまりないタイプの題材で興味深かったです。

<09/7/17>

『道絶えずば、また』松井今朝子(集英社)

2009-07-16 | 読了本(小説、エッセイ等)
中村座炎上から五年、長きにわたって江戸歌舞伎の中心であった中村座は、太夫元の十一代目中村勘三郎と立女形の荻野沢之丞が皆をまとめ、その地位を守ってきた。
そんな中、老いた沢之丞が引退を表明、その現役最後の舞台となる<女道成寺>の最中、事故死とも自殺とも取れる、不審な死を遂げた。下手人として疑われたのは大道具方の甚兵衛。しかしその彼も、数日のうちに首を吊った姿で見つかった。今度は沢之丞の跡目として有力視されている次男・宇源次に疑いの目が向けられることに。
北町奉行所同心・薗部理市郎は探索に当たるが、事件の糸口が掴めない。やがて水死体で発見された大工と甚兵衛の共通点が浮び上がり……

時代ミステリ。シリーズ第3弾…だったようで、知らずに読んでしまいましたが、話の大筋的にはそんなに支障はない感じ。
……そのうちに、前2作も読まないと(笑)。

<09/7/15,16>


『夏目友人帳 6』緑川ゆき(白泉社)

2009-07-14 | 読了本(漫画)
廃屋から悲鳴を聞こえ、中に入った夏目とニャンコ先生。そこには箱に閉じ込められた子供がいたが、彼らがふたを開けた途端逃げ出し、“石尾カイ”という名の小学生の名札だけが残されていた。
それを手掛りに彼の行方を探した夏目は、カイと親しくなり、どうやら彼が妖に追い回されているらしいという話を聞く。
しかしそこへ名取が現れ、カイは人の振りをしていられる程の力を持った妖だと聞かされる。しかし彼を信じたい夏目は……第二十~二十二話、
森で見つけた帽子を夏目に見せたいと思った子狐は、妖から人間になれるという薬をもらう。しかしそれは人間になれるわけではなく、ただ1日だけ人間にも姿が見えるようになるだけの薬だった。
かくして夏目の元へと、ひとりで向かった子狐は……特別編5 夏目観察帳4、
ヒノエがレイコと出会ったエピソード。
森に迷いこんだレイコを騙し、森の奥に置き去りにしようとたくらんだヒノエ。ところがその途中、カラスに奪われた彼女の簪をレイコが取り戻して……特別編6 レイコ懐古帳、
クールで近寄りがたい雰囲気の現国教師・菅。ある日の休日、かな子は別人のような彼の姿を見て、興味を惹かれ……『まなびやの隅』を収録。

今回は、3話ぶち抜きでひとつのお話。後をつけてる妖が怖すぎ…;
特別編4の子狐にほのぼの、特別編5のレイコにハートを撃ち抜かれてるヒノエに爆笑したり(笑)。
『まなびや~』はノンシリーズの読切作品。

<09/7/14>

『ふちなしのかがみ』辻村深月(角川書店)

2009-07-13 | 読了本(小説、エッセイ等)
“踊り場に花子さんが現れる”という七不思議がある、若草南学校。
その花子さんについて研究していた少女・青井さゆりは、いじめられていたが、そんな彼女の遺体が、とある渓谷で発見された。
そんなある日、教師の相川英樹が日直をしている日に、教育実習生だったチサ子がやってきた。忘れ物をしたというのだが……『踊り場の花子』、
ブランコに乗っていた小学5年生の倉崎みのりが、そこから落ちて亡くなった。
彼女は、仲間たちとともにキューピッド様を呼び出していたという。
そんな彼女について語るクラスメイトたち……『ブランコをこぐ足』、
認知症に侵された祖母と足の悪い祖父の住む、家に片づけにやってきた、つつじと両親。
ところがそこで、近所で行方不明になった少女・愛の遺体を発見。隠し通して何もなかったことにする、ということになったのだが……『おとうさん、したいがあるよ』、
自分の未来が見えるという鏡占いの方法を聞いた香奈子は、早速試した。自分が憧れる高幡冬也に似た少女の姿を見て、自分と彼との未来の子供だと思うが……『ふちなしのかがみ』、
小学5年生の小島シンジは、友達のキョウスケとともにクラスで仲間ハズレにされていた。
そんなシンジは彼らの関心を買う為、架空の存在・ゆうちゃんを作り上げ、ことあるごとに皆の前でその名を出した。
しかしそれがクラスメイトから嘘だといわれ……『八月の天変地異』の5編収録。

怪談短編集。
それぞれ別のテイストで怖さを感じるお話でした。これまでの辻村作品の雰囲気に近いのは『八月~』かな。
装丁に使われていた山城えりかさんは、個人的に注目している方なので、ちょっと嬉しかったり(でもHPで元絵全体を見ると、またちょっと違う印象)。

<09/7/13>

生キャラメルシュー@ラ・スカーラ

2009-07-12 | スイーツ
 パイシューの上に、クッキー生地を載せて焼いてあり、キャラメル風味のクリームとキャラメルソースが載っています。
 中はカスタードクリーム。キャラメルの風味がちょっとほろ苦。

 ラ・スカーラ・エ・ピアディーナ:新潟(長岡) ※<まるごと暮らし博覧会>(ハイブ長岡)限定商品