黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『海賊女王 上』皆川博子(光文社)

2013-09-16 | 読了本(小説、エッセイ等)
1543年。スコットランドの高地で育った牧童の17歳の少年アラン・ジョスリンは、弟のロイと共にアイルランドの戦士集団の船に乗り込む。ひょんなことから同じく乗船していたオマリー一族の族長の娘である10歳の少女グラニュエル(グローニャ)の従者として仕えることになってしまったアランは、ロイと別れ、彼女の領地であるオマリー領へ。
海賊行為を生業とし、海で生きる男たちの中で育ったグローニャ。あらかじめ決められていた婚姻により、オフラハティのドナルに嫁したグローニャだったが、やがて自らの船団を率い、闘いに明け暮れる日々を送る。そんな彼女を支えるアランだったが……

16世紀のアイルランド。エリザベス1世と同い年で、女性でありながら雄々しく生きた聡明な海賊グラニュエル・オマリーの生涯を従者の視点から描いたお話。
冒頭にちょっとだけエリザベス1世も登場。下巻では二人が対面する場面もあるようなので、気になります。

<13/9/14~16>