黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『トゥルークの海賊 2』茅田砂胡(中央公論新社)

2013-09-03 | 読了本(小説、エッセイ等)
ケリーが現役の海賊として活躍していた半世紀以上も前、一目も二目も置き、互いにその能力を認めていた海賊たち…グランド・セヴンとシェンブラック。
探索の依頼を受けてトゥルークに赴いた怪獣夫婦は、その二代目を騙る偽者たちが連邦軍の駆逐隊を壊滅させる現場に行き合い、自分たちの仲間にならないかとケリーを誘う。本人たちの小物感はさておき、装備がただごとでなく、どうやら軍用の感応頭脳を手に入れているらしい。
さらに<ヒルデガルド>号を所有していた坊ちゃんトーマス・グリフィスに取り調べを進める中で、彼の船の感応頭脳の矯正されている事実が判明。彼の叔父がクーア財閥の経営者のひとりであるアンソニー・グリフィスだと判明したことから、このままではクーアに火の粉がかかってしまうとジャスミンが立ち上がる。
一方、ライジャの元に兄から連絡が。彼らの髪である大いなる闇が顕現の話が広まり、そのあおりを喰らい、師であるサリース・ゴオランが僧籍離脱するという事態に発展しているというのだが……

シリーズ第二弾。というか続き。
予想に反して、なかなか手ごわい偽物たちの話にてこずる怪獣夫婦たちの話が前半、残り半分はルゥを一目みたいと坊さんたちが大挙して惑星に押し寄せるという話が持ち上がって、天使たちも加わる、という展開。
次巻くらいで決着がつくのかな~。最後に出てきたヒトが誰なのか気になるところ…(多分あの中の誰かなんでしょうけれど)。

<13/9/3>