黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『オチケン!』大倉崇裕(PHP研究所)

2013-09-06 | 読了本(小説、エッセイ等)
私立大学学同院に入学して早々、ひょんなことから落語研究会に入部させられるはめになってしまった越智健一。部員は落語の才能はあるが飄々として掴み所のない岸弥一郎と、爽やかだが妙に押しの強い中村誠一の二人だけの弱小研究会。落語のことなど何もわからない越智は、二人の先輩に振り回されつつ、大学生活を送ることに。そんな落語研究会は、目下、学校公認団体だけが与えられる部室を巡る騒動の渦中にあった。
そんなある日、部室にいた越智は、放送設備の故障していて聞こえるはずのなかった寿限無を聞いて……“その一 幽霊寿限無”、
大学内で影響力を持つ馬術部の部長・丹波文吾から呼び出された越智。
馬術部の新入部員5人が、未成年にもかかわらず喫煙しているビデオが彼の元に送られてきたという。学校内にスパイがいるはずだという丹波はその犯人を探して欲しいという依頼だ。撮影された場所は、映っていた部員のひとりである大津大介の、寝たきりの祖父の家であるらしい。調査を開始した越智たちだったが……“その二 馬術部の醜聞”と“付録 落語ってミステリー!?”を収録。

大学の落研に入部することになってしまった大学生の周辺で起こる謎を描いたミステリ。
ちょっとYA向けなのか、わかりやすく楽しく読めます。

<13/9/5,6>