かつて大学の准教授であった鏑木は、不倫で職場を追われ、現在は錦糸公園近くにある『ガルーダ』という興行会社の社員。しかしそれは表向きの顔。社長の白樺は、広域暴力団天藤会の組長の信頼も厚い若頭。鏑木はその雑事を請け負う仕事をしていた。
ある日、スナック夜桜で働いている、不幸顔のホステス・エイコに誘われ、真夏だというのに、すいとんを食べる会に誘われた鏑木。それは下町にいくつも物件を持っているという資産家老人・烏山の催す会で、エイコは彼に気にいられているらしい。
そんな中、白樺から天藤会の構成員である、人材派遣会社『緑和』の社長・畠が少女へのわいせつ行為で捕まったという事件について聞かされた鏑木。緑和が、三又の楓会…天藤会の中でも最も過激と云われている実働部隊…に金を流していたことから警察に嵌められたのだという白樺は、警察が何故、緑和から楓会に金が流れていたのを知っていたのかを、鏑木に調べるようにと言いつけた。
鏑木がこの街で最初に親しくなった人間で、両国のプールバーでアルバイトをしている青年・清水京二の手を借り、調査を始めた。畠にはホステスのパトリシアという愛人がおり、彼女の行方を探すことになった鏑木。
やがて畠は中国系マフィアがやっている闇金『デイジー』から金を巻き上げ、もめていたらしいと知れる。
一方、鏑木は京二から向島のシノノヤを知らないかと聞かれた鏑木。烏山に訊ねると、置屋の志の乃屋のことではないかという。先頃、京二の元に、子供の頃に家を出たきりで音信不通だった父から電話があった際、その背後でその名が聞こえたのだという。いつも京二に世話になっている鏑木は、何とか彼の為に父の行方を探してやりたいと思うのだが、思いがけず、畠の一件に京二の父が関わっていることを知り……
シリーズ第二弾。
久しぶりだったので(前作はおよそ4年前…)、微妙にどんな設定か忘れつつも楽しめました(笑)。
五條さんといえば、革命シリーズももうすぐ最終巻発売…。
昨今の中国韓国関係のニュースを見ると、ひさしぶりに洪さんとかも読みたいのですが、出ないかなぁ…。
<12/9/19,20>
ある日、スナック夜桜で働いている、不幸顔のホステス・エイコに誘われ、真夏だというのに、すいとんを食べる会に誘われた鏑木。それは下町にいくつも物件を持っているという資産家老人・烏山の催す会で、エイコは彼に気にいられているらしい。
そんな中、白樺から天藤会の構成員である、人材派遣会社『緑和』の社長・畠が少女へのわいせつ行為で捕まったという事件について聞かされた鏑木。緑和が、三又の楓会…天藤会の中でも最も過激と云われている実働部隊…に金を流していたことから警察に嵌められたのだという白樺は、警察が何故、緑和から楓会に金が流れていたのを知っていたのかを、鏑木に調べるようにと言いつけた。
鏑木がこの街で最初に親しくなった人間で、両国のプールバーでアルバイトをしている青年・清水京二の手を借り、調査を始めた。畠にはホステスのパトリシアという愛人がおり、彼女の行方を探すことになった鏑木。
やがて畠は中国系マフィアがやっている闇金『デイジー』から金を巻き上げ、もめていたらしいと知れる。
一方、鏑木は京二から向島のシノノヤを知らないかと聞かれた鏑木。烏山に訊ねると、置屋の志の乃屋のことではないかという。先頃、京二の元に、子供の頃に家を出たきりで音信不通だった父から電話があった際、その背後でその名が聞こえたのだという。いつも京二に世話になっている鏑木は、何とか彼の為に父の行方を探してやりたいと思うのだが、思いがけず、畠の一件に京二の父が関わっていることを知り……
シリーズ第二弾。
久しぶりだったので(前作はおよそ4年前…)、微妙にどんな設定か忘れつつも楽しめました(笑)。
五條さんといえば、革命シリーズももうすぐ最終巻発売…。
昨今の中国韓国関係のニュースを見ると、ひさしぶりに洪さんとかも読みたいのですが、出ないかなぁ…。
<12/9/19,20>