黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

キャラメル ル・レクチェ@ガトウ専科

2012-04-06 | スイーツ





 だいぶ前にも載せた気がしますが、パッケージが変わってたので、再度…と思ったら、当時と名前も変わってました(5年前…/笑)。
 キャラメルカスタードクリームと新潟県産ル・レクチェが入っています。
 レクチェも前より大きめで、キャラメルもより風味が強調されてて、美味しくなってる気がします。
 これを入れる箱のデザインが、可愛いんですよね~♪
 
 ガトウ専科:新潟(長岡、ほか)


『三人小町の恋 偽陰陽師 拝み屋雨堂』田牧大和(新潮社)

2012-04-06 | 読了本(小説、エッセイ等)
安倍晴明の傍流のそのまた傍流の末裔を名乗る、陰陽師・阿部雨堂こと吉次。
実はその手の能力などない偽陰陽師だが、下手な役者より美しい容姿と、勘の良さや客あしらいのうまさでうまく乗り切っている。
そんな彼には十二歳の少女・おことというしっかり者の弟子がおり、年に似合わぬ賢さと気働きで、だらしのない吉次の仕事を支えている。実はおことは、赤子の頃に吉次の家の前に捨てられていたところを、拾われ育てられたという身の上。
そんなある日、身なりの良い三人の町娘が吉次の元へやってきた。三人は、日本橋の味噌醤油問屋晴喜屋の娘・お栄、神田の大工の棟梁克蔵の娘・お加奈、日本橋の料亭福沙亭の娘・お陸。
三人の中の誰かが、巷で評判となっている丑の刻参りの標的となっており、誰が呪われているのかを知りたい、という。だが何故か誰が呪っているのかは、どうでもいいことらしい。
彼女たちは同じ油売りの男・伍助を巡り争っている恋敵同士。呪っている女が、その伍助の名を口にしているのを聞いた者がおり、呪われるほどの相手ならば、伍助の本当の思い人であるに違いないというのだ。
そんなおかしな理屈の依頼を引き受けることにした吉次。おことが何かを隠しているらしい彼女たちを調べると、実は仲が悪いというのは演技で、さらにお陸には、弥一という別に思う相手がいるらしい。
吉次は、昔からの腐れ縁である中村座のお抱え狂言作家・壽屋甲悦を巻き込み、あれこれ考えを巡らせて……

三人の小町娘から、持ち込まれた奇妙な依頼を調べることになった偽陰陽師とその弟子の女の子、狂言作家たちが、その真意を探りあて、悪人たちを懲らしめるべくひと芝居うつ…という時代小説。
キャラクタたちの持ち味がそれぞれに活かされていて、テンポもよく、読み易いお話でした。

<12/4/6>