黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『トーマの心臓』森博嗣/萩尾望都(メディアファクトリー)

2009-08-14 | 読了本(小説、エッセイ等)
父の友人であるこの学校の校長・ワーグナ教授の元に預けられたオスカーは、同室のユーリに助けられながら学生生活を送ってきた。
そのユーリに手紙を残して、自殺したトーマという美しい下級生・トーマが自ら死を選んだという。
そのトーマの死と前後し、不安定なユーリを心配するオスカーだったが、そんな彼らの前に現れたのは、トーマそっくりの転校生・エーリクだった。しかし似ているのは外見ばかりで、中身は全く似ていないエーリク。
そんな彼を拒絶しぎくしゃくとする二人の間で、何とか関係を取り持とうとするオスカーだったが……

萩尾望都さん原作の同名漫画を完全ノベライズ…というよりは、抽出したエッセンスを元にした、パラレル設定なお話(舞台が日本だし)。
なので、原作自体は読んでなくても、特に支障はない感じかも(笑)。
洋風の名前は教授がつけたニックネーム(オスカーのみ本名)という設定なのが面白いですね。

<09/8/14>