黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

見附のトマトゼリー@ガトウ専科

2009-08-03 | スイーツ
 ちょっとオレンジ風味のトマトのゼリー。底の方に、本当のトマトも入ってます(トマトは見附産?)。
 あまりトマトが全面に主張している訳ではないので、苦手な人でも大丈夫……かな?

 ガトウ専科:新潟(長岡、ほか)

『アンダルシアの肩かけ』エルサ・モランテ(河出書房新社)

2009-08-03 | 読了本(小説、エッセイ等)
聖堂の番人・ユスヴィンが、つけなければいけない死者のための灯火を消して油を節約して、誤魔化していると知った少女だったが……『灯火を盗んだ男』、
気がつくと3日間が過ぎていた男。そんな彼は、“あの子”に会いにゆくが、その友達から彼女は死んだと聞かされ……『眼鏡の男』、
40歳で裕福な夫に先立たれ、寡婦となったエレーナ。所有していた田舎の家にひとり越してきた彼女は、そこで年老いた母と暮らす青年と知り合い、結婚。しかし老母は彼女を嫌い……『祖母』、
天使通りにある修道院にあずけられたアントーニア。そんな彼女の元に、ある日青年が現れ……『天使の通り』、
侯爵家の3人の子供たち……長女のアントニエッタ、真中のピエトロ、末っ子・ジョヴァンニは、両親に内緒で、自分たちが考えた恋物語を演じる遊びに興じていたが……『秘密の遊び』、
中学時代、その美貌からアルカンジェロ(大天使)と呼ばれる同級生がいた。金持ちの家の子だと思われていた彼だったが、その後母を亡くし、商店で働くことに。たまたまその店に行った私は……『同級生』、
フランチェスコ・エスポージトは、秘蹟を受けずに75歳になった。死を身近を感じ始めた彼は、洗礼を受けることに……『アンドゥッロとエスポージト』、
こめかみにコンマの形のあざがあった、いとこの少年・ヴェナンツィオ。奇妙な行動ばかり繰り返した彼だったが……『いとこのベナンツィオ』、
自意識過剰で、自分はすべての男性から愛されていると思い込んでいた三十路のカンディタ嬢。そして人々はそんな彼女を密かに物笑いの種としていた。そんな中、私はその事実をカンディタに告げ……『意気地のない男』、
ある夜、疎開生活を送っていたわたしたちの元に、ガブリエーレというシチリア兵がやってきた。彼にはアッスンタという名の娘がいたというのだが……『シチリア人の兵隊』、
ドンナ・アマーリア・カルドーナという婦人は、人生の諸相について、無関心と倦怠の揺籃である習慣というものを身につけるということは決してなく……『ドンナ・アマーリア』、
親類全部を敵に回しながらバレエの踊子となったジュディッタは、その後演奏家と結婚。双子…娘・ラウラと息子・アンドレーアを生むが、寡婦となる。
幼い頃は母親べったりだったアンドレーアだったが、ある時を境に豹変。母と決別し、修道院に入る。これまでとは逆に母を憎むかのような態度で接するようになるが……『アンダルシアの肩かけ』の12編収録の作品集。

子どもを主題とした掌編&短編集。
過去に感じる悔恨の気持ちなど、どこか苦さを含む感じ作品が多め?
愛憎入り混じる母子を描いた表題作が印象的。

<09/8/3>