黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『吉原手引草』松井今朝子(幻冬舎)

2007-04-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
吉原で、その美貌と人気を誇った舞鶴屋の花魁・葛城が、突然姿を消した。
引手茶屋の内儀、舞鶴屋の店の者たち、幇間やひいきの客、女芸者、女衒…等々、彼女を知る17人の人々から話を聞いて回る、謎の男。
その証言から見えてくる“真実”とは……

中心である葛城自身が語ることはなく、その周囲の人々から聞き取った話で、葛城の姿を垣間見る趣向になっているのがおもしろいです♪

<07/4/29>