『GOSICKs Ⅲ 秋の花の思い出』桜庭一樹（富士見書房）

夏休みが終わり、秋の始まりを迎えた聖マルグリット学園。
<ベルゼブブの頭蓋>から無事帰還したヴィクトリカと久城一弥にも、いつもの学園生活が戻っていた。しかし冒険の疲れか、それともお腹を出して眠ったせいか、熱を出してしまったヴィクトリカ。
そんな彼女の元に、図書館で借りてきた伝記本とそれにまつわるお花を持って、放課後になるとお見舞いにやってくる一弥。
フランス。白薔薇と断頭台の露と消えた若き二人の男女の悲恋、
オランダ。愛する人の為、一攫千金を夢見、紫のチューリップの球根と海に沈んだ青年の話、
中国。兄といわれる青年を支え続けた少女とマンドラゴラの話、
アメリカ。エーデルワイスで財を成した女性実業家の一大記……それら書物に潜む謎をたちまち解いてしまうヴィクトリカの推理4話と、アブリルの番外編的1話の5話収録の短編集。

“書物と、お砂糖に幻惑されている”ヴィクトリカに親近感(笑)。

<07/4/16>

† 新刊情報（07/04後半） †

4/中
竹下文子『がんばれ！パトカー』偕成社

長野まゆみ『メルカトル』大和書房

4/19
赤江瀑『狐の剃刀』徳間書店

4/20
佐々木丸美『佐々木丸美コレクション5　橡家の伝説』ブッキング

佐々木丸美『佐々木丸美コレクション6　榛家の伝説』ブッキング

4/24　
京極夏彦『前巷説百物語』角川書店

4/25
大崎梢『サイン会はいかが？　成風堂書店事件メモ』東京創元社

4/27
友桐夏『楽園ヴァイオリン』集英社（文庫：コバルト）

4/28
野村美月『“文学少女”と穢名の天使』エンターブレイン（文庫：ファミ通）

4/下
石田衣良『Gボーイズ冬戦争　IWGP7』文藝春秋
　

日付不明
篠田真由美『風信子（ヒアシンス）の家　神代教授の日常と謎』東京創元社

佐々木丸美『夢館』東京創元社（文庫）

菅野彰『不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ　3』イースト・プレス