黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『アルヴァとイルヴァ』エドワード・ケアリー(文藝春秋)

2007-04-05 | 読了本(小説、エッセイ等)
どことも知れぬ小さな町、エントラーラ。
切手収集が趣味の郵便配達員・ライナスと郵便局長の娘・ダリアが恋に落ち、結婚。
そんな2人の間に生まれたのが、双子の姉妹アルヴァとイルヴァである。
外の世界に憧れ、自らの身体に世界地図を入れ墨してしまう姉・アルヴァと、外界を恐れて家にひきこもる妹・イルヴァ。彼女たちはやがてプラスチック粘土により、町の模型を作り始めるが、それが完成に近づいた頃、町を災厄が襲い……

架空の町・エントラーラのガイドブックと、アルヴァの自伝的内容が語られるというちょっと変わった構成。
エントラーラという町が本当に存在してそうで、おもしろいですね。

<07/4/5>