黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『桜蘭高校ホスト部 10』葉鳥ビスコ(白泉社)

2007-04-07 | 読了本(漫画)
黒魔術部の伽名月麗子が、ハニー先輩に呪いをかけているという。彼女曰く、先輩に魂を抜かれた復讐だというのだが……第41話、
夏休み。軽井沢で、父のオカマ仲間・美鈴の元でバイトをするつもりだったハルヒは、その美鈴に反発している娘・メイの世話をすることに。そしていつもの如くホスト部の面々も加わり、大騒ぎ。メイは、環に気があるようで、ハルヒに協力してくれるように頼むが……第42~44話、
夏休み後半。常陸宮兄弟の母が有名デザイナーだと知ったメイは、大興奮。その家を訪れた彼女たちだったが……第45話、
夏休み明け。アメフト部との対決から、体育祭を開催することに。しかし鏡夜が乗り気でなく……第46話を収録。

ほのかに恋愛ムードの漂う1冊でした(個人的にはハニー先輩たちが意外と良い雰囲気でほのぼのしそう、と思ったり/笑)。
今後の展開が楽しみですね~♪

<07/4/7>


『香水 あるい人殺しの物語』パトリック・ジュースキント(文藝春秋)

2007-04-07 | 読了本(小説、エッセイ等)
18世紀のフランス。
悪臭に満ちたパリの、魚屋の店先で生まれたジャン=バティスト・グルヌイユ。
生まれ落ちたその時に母に殺されそうになったところを救われて以降、流転の人生を送るが、生来の図抜けた嗅覚を持つ彼は、それ故に香水調合師となり、人々を魅惑する香りを人知れず作り続けた。
そしてある日出逢った、乙女の香りに我を忘れ、それを追い求めた彼は……

確かにたくさん殺してはいるのですが、殺人が禁忌として認識されてない感じがする主人公だと、殺人というより材料調達としか思えない感じが。どうもあっさりと、淡白な印象を受けるのはその所為かなぁ(作者の描写に因るところが大きいのでしょうが/笑)。
サブタイトルに“ある人殺しの物語”とありますが、人殺しが主の物語というより、これはやはり香りによる、香りの為の物語という気がします。

<07/4/7>