黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『サロメ後継』早瀬乱(角川書店)

2007-03-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
1999年4月、東京郊外のC市にある産業会館の玄関ホールの片隅で、箱詰めにされた指のない左手が発見された……しかも、その指は手首切断よりもずっと前から切り落とされていたらしい。
その事件を捜査するC署刑事課の刑事である井出川文隆は、そこで説明会を開いていた服飾会社“約束の地”と社長の瀬川真里亜に目をつける。妻と娘がリストカット常習者であったことから、彼女にもその雰囲気を感じ取る井出川は、捜査を開始するが、その後“欲望は伝染する”という謎の言葉を遺し、若い女性と共に焼身自殺を図ってしまう。
1999年8月、そんな父の死に不審を抱いた息子・文博は、父の同僚・那須の力を借りつつも“約束の地”について調べを進めていたが、やがて姿を消し……。
そして、2005年9月。外食産業にも進出、さらに成功をおさめていた“約束の地”に、入社することになった真里亜の姪・柳原美佐。彼女は、拒食症などを患う人々を演劇を通じて治療する支援センターで、働くことになるが……

一応ホラー?(一部SF的な設定もありますが)
いろんな意味でイタさが満点です;
……自分が不安定な時にはあまり読みたくない部類かも(笑)。

<07/3/27,28>