黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『嘆きのサイレン 3』鈴木理華/茅田砂胡(中央公論新社)

2007-03-25 | 読了本(漫画)
人々を惑わせる感応頭脳・サイレンに、ルーファの歌を以て対抗することに。“天使の歌”の威力とは、そして結末は……
連邦大学・ヴェルナール校で学ぶジェームス。そこにジャスミンが臨時教官としてやってきた。そんな彼女にしごきにしごかれた学生たちは不満顔。そんな中、彼女から単位をもらえなかった上級生2人が、無断でシャトルに乗り込み、宇宙へ。成り行きでそこに同乗してしまったジェームスだったが……番外編『カウントダウン・ゼロ』を収録。

本編の他には、ジェームスくんががんばるお話(笑)。
いい子に育ちそうで、彼の将来もいろいろ楽しみですね~♪

<07/3/25>


『ツバサ 18』CLAMP(講談社)

2007-03-25 | 読了本(漫画)
満身創痍ながら水の対価を手に入れ、生還を果たしたさくらは、“砂の国”とファイを無事救う。
そして次元の魔女・侑子は、彼らにさくらの記憶を奪ったのは飛王・リードであり、彼女の記憶を飛び散らせることにより、彼女が記憶を探していろんな世界を巡ることが目的であったことを明かす……その為にもうひとりの小狼は創られたのだということも。
自分たちの旅が仕組まれたものであることを知りつつも、それでも、旅を続けることを決めた彼らは……。

いろいろと明らかになった巻でした。
また一歩強くなった感のあるさくらちゃんですが、そんな姿がちょっと痛々しくもあり;

<07/3/25>

『世界の中心、針山さん 2』成田良悟(メディアワークス)

2007-03-25 | 読了本(小説、エッセイ等)
場所は、埼玉県所沢市。
実は、怖い話が苦手なタクシー運転手。ところが、客として乗ってきた少年少女の二人連れは、彼の思いとはうらはらに、タクシーにまつわる都市伝説を語り続ける。しかも“そういう話は、本物を引き寄せる”という不吉な発言も……。そんな彼らが降りた後、乗せたのはランドセルを背負った一人の少女。しかし彼女は……『としれじぇ2 ~たくしぃえれじぃ~』、
秘密結社“クロック”……それは世界征服をもくろむ、いわゆる“悪役”。その下級戦闘員であるNo.37564は、仲間からも恐れられるほど“最強”で……『37564人目の悲劇』、
体温が嫌いだという“殺し屋”は、深夜の墓場でひとりの少年に出会う。オランダから来た“呪学士”だと名乗る彼は、死体を操ることができ、その蘇らせたゾンビで、彼を追ってくる“死霊術師”に対抗するため、死体を探しているという……『THE DON'T OF THE DEAD』、
“ヒーロー”撃滅戦隊ジェノサイダーのリーダーで“レッド”・柏木クロス。そんな彼は、下級戦闘員に投げ飛ばされ、RV車の上に落下。警察に捕まっていた彼が、本部に戻ると、そこはもぬけのからだった…。しかたなく彼が向かった次の目的地は、RV車の持ち主である針山さんの家……『柏木クロスの真っ赤な死』の4編ほか、間章3編と余章の連作集(というか長編ぽいですが;)。

針山さん・第2弾。
何だか前にも増して、影が薄そうなんですが>針山さん(でも中心/笑)
前巻の登場人物たちも再登場しつつ、さらにパワーアップ?
No.37564とシルクと総統の関係がほのぼのしてて良いです♪

<07/3/25>

『クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン』茅田砂胡(中央公論新社)

2007-03-25 | 読了本(小説、エッセイ等)
ケリーとジャスミンが暇を持て余し、遠出をしたいと願ったのと時を同じくして、ダイアナが休暇を願い出た……《パラス・アテナ》のヴァージョンアップの為だという。
しかたなく、別の船《カペラ》 に乗り、辺境の惑星・ブラケリマへと跳んだ2人だったが、突然何者かに砲撃を浴びせられてしまう。通りかかった国境警備隊の駆逐艦の登場により、難を逃れたものの、あらぬ疑いをかけられ留め置かれた間に、他の機体と間違われ、ジャスミンの唯一無二の愛機・クインビーが盗難に!
有重力飛行機を使った低空競走が盛んなブラケリマでは、トゥールプ大陸のフィンレイ渓谷で開催される峡谷競走(キャニオンレース)が絶大な人気を誇っているという。犯人が飛翔機の知識を持って盗んだと考えたジャスミンは、自分も競走に参加して有名になり、犯人をおびき出そうと画策。
“パピヨンルージュ”という名で、峡谷競走に挑むことに……

今回は女王大活躍なお話(大暴れ?/笑)。
とても楽しく読みましたが、ふと、このシリーズは一体どこに向かってるのかちょっと悩んだり(笑)。

<07/3/25>

『親切なおばけ』若竹七海/杉田比呂美(光文社)

2007-03-25 | 読了本(小説、エッセイ等)
近所の人から“おばけやしき”と呼ばれるほど、古い家に住んでいる少女・ノノコ。
それが理由で、近所の子供たちには“おばけ”呼ばわりされ、仲間に入れてもらえず、いつもひとりぼっち。
そんなある日、大好きだったおじいさんが突然亡くなってしまう。その死の間際、ノノコに言い遺した“親切なおばけ”になるべく、頑張るノノコだったが……

杉田比呂美さんと若竹さんのコラボレーション絵本。
ノノコちゃんがお葬式の場で、悪意なく(むしろ善意から)起こす騒動がコミカルに描かれています。
そんな様子を、ずっと見つめているおじいさんの視線が良いです♪

<07/3/25>