黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『孤宿の人 上』宮部みゆき(新人物往来社)

2005-09-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
江戸の大店・萬屋の若旦那が、外に産ませた子として虐待されながら育った少女・ほう。
店に災いが続き、祟っているのは彼女の亡くなった母であると決め付けられたことから、彼女自身にそれを祓わせる為、金毘羅詣でを命じられる。ところが、金毘羅を目前にした丸海の宿で、一緒に行った女中は路銀を盗み、彼女を置き去りに。
運良く、讃岐国丸海藩の匙家(藩医)の井上家に引き取られ、そこで働くことになったほう。息女・琴江らにも可愛がられ、ようやく環境にも慣れ始めた矢先、井上家で悲劇が。その犯人を目撃したことから渦中へと巻き込まれてゆく……。その頃、丸海藩では、幕府の要職にありながら大罪を犯し、鬼、悪霊と怖れられているという、加賀殿の身を預かることに。そんな彼を迎え入れる為の屋敷の整備の最中に、不可解な中毒死や、怪異が起き……。

感想は下巻でまとめて。

<05/9/25,26>