黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『鳴釜奇談』椹野道流(講談社)

2005-09-03 | 読了本(小説、エッセイ等)
岡山の山間にある小さな博物館『橋本民俗博物館』の館長・橋本が木彫りの置物を握りしめたまま、亡くなった。彼宛てに届いていた、依頼品を届けに行く、という手紙には十牛図の『見跡』が同封されていた……そしてその差出人は天本の父、トマス・アマモト。
その死に不審なものを感じた橋本の孫・アカネは、『組織』に依頼。そしてその仕事を持って、早川と司野が天本たちの元を訪れたのだった。
早速調査に乗り出した天本たち。残された木彫り……『酔呑』には、何者かの魂が宿っており、それを確かめるべく敏生に降ろす。中にいたのは、橋本だったが、何故か彼は成仏を拒否して、そのまま留まるという。誰かへの償いの為らしいのだが……。

『鳴釜』とついてますが、あんまり出てきません(笑)。
河合さんが復活して、ちょっとうきうき♪
個人的に、今回岡山弁の協力されてる方のお名前に、ふふ……と微笑んでいたり(高田さんの『QED 鬼の城伝説』の時にも本の最後にお名前がありましたが、某N澤FCのサイトで有名なY子さま/笑)。

<05/9/2,3>