『三千世界の鴉を殺し 11』津守時生（新書館）

隠密裏に調査を開始すべくプロジェクトを立ち上げたルシファの元に、都市警察の電脳刑事、ブルーとピンクも加わることに。
自らが狙われている為、サラやカジャを遠ざけようとするルシファだが、それはサラの激しい怒りを買う。
一方、女たらしだが意外にも有能な憲兵隊隊長、マルチェロ・アリオーニは、さまざまな情報をもたらし……。

本人の意思を無視しつつ、ますます兄貴街道まっしぐらな感じです(笑)＞ルシファ
そしてサラが、さすがにタダモノではないところを見せたり……思わずあまねく美形には自己修復機能が備わっているのかとちょっと思ってしまいました(笑)。

<05/9/11>

『ARIA 7』天野こずえ（マックガーデン）

願かけの為に髪を伸ばしていた藍華。ところがバーベキュー大会で自慢の髪を燃やしてしまい……『春の女神』、
電気工事で、一晩停電に。夜暗いと怖くて眠れないという灯里の為に、アリシアは……『停電』、
優秀であるが故に、周囲の同僚とうまく接することができないアリス。そんな彼女にアテナは……『鏡』、
ゴンドラの練習中、灯里には妙に知り合いが多いことに気付いた藍華とアリス。その秘密を探るべく、灯里を追跡することに……『ヴァポレット』、
お気に入りのヘアピンをつけた藍華を襲う衝動とは？『髪とヘアピンと私』、
暁の幼少期のエピソード『人造人間』の6編。

藍華ちゃんの髪は、残念でした～;……でも新しい髪型もよい感じです。
『髪と～』のエピソードが、恋する少女♪…といった感じで、とても可愛いらしかったです(笑)。

<05/9/11>

『τになるまで待って』森博嗣（講談社）

森林の中に立つ洋館『伽羅離館』……超能力者・神居静哉の別荘であるそこへ、探偵・赤柳の仕事の手伝いの為、同行することになった、山吹、加部谷、海月の3人。
神居の予言通り、天気が崩れたり、彼の示す不思議な現象に惑わされる人々。
そんな中、閉ざされた扉の中で殺人が……。
被害者が殺される直前に聴いていたというラジオドラマのタイトルは『τになるまで待って』。

事件自体の謎は、某氏が登場した途端、あっという間に解かれてしまってますが(笑)、逆に他の謎が続出……な一冊でした。
続きが気になります～;

<05/9/10,11>