867)活性酸素ががんを消す(その2):酸化的リン酸化と酸化ストレスの亢進

図:がん細胞では低酸素やPI3K/Akt/mTORC1シグナル伝達系の活性化によって低酸素誘導因子-1(HIF-1)の活性が恒常的に亢進している(①)。HIF-1はピルビン酸脱水素酵素キナーゼの発現を誘導し(②)、ピルビン酸脱水素酵素キナーゼはピルビン酸脱水素酵素をリン酸化してその活性を阻害する(③)。その結果、ピルビン酸からアセチルCoAへの変換が阻止されてミトコンドリアでの糖代謝(酸化的リン酸 . . . 本文を読む
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