511)代謝をターゲットにしたがん治療(その6):乳酸産生を減らすがん治療

図: がん細胞は解糖系が亢進して乳酸の産生が増えている(1)。乳酸によるアシドーシス(酸性血症)を防ぐため、肝臓で乳酸をグルコースに変換する。これをコリ回路という(2)。メトホルミンは糖新生を阻害するので、乳酸アシドーシスの副作用を起こしやすい(3)。ケトン食はグルコースの利用を阻害し、脂肪酸とケトン体はミトコンドリアの酸素呼吸(酸化的リン酸化)を亢進する(4)。2-デオキシ-D-グルコース(2- . . . 本文を読む
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