魂の退社 著:稲垣 えみ子
50歳独身女性という身で、朝日新聞を退社した著者が、
その経緯や、変化について綴ったエッセーのような本でした
なんだろう、これはブログか?と
思わなくもないくらい、大変軽々しいというか、
新聞記者という身分から想像する文章とは
随分違うものだと感じたのでありました
なぜ会社を辞めるという選択をしたか、
それについてと、それに至ってから、
何かしら人と触れ合って得た感触について
もう、筆がおもむくままといったら聞こえがいいけども、
なんか、読んでいると、これに限らず
会社辞めた!という一種のハイ状態になっているような、
躁といった具合の文面で、さほどのことでもないことに
何かしらの激情と感動を、ちょっと情緒不安定なんじゃないかと
思わなくもないほどに綴っていました
また、在社中も、四国は高松へ転勤となったおりに、
物がなくても生きていけるということに目覚めたと
らんらんと書いていたのでありまして、
実際本人はそう思ってんでありましょうが、
ちょっと、これはもう、馬鹿にしてんじゃないのかと
そういうのと肉薄しているというか
これまた全体的にそうなんだけども、
そうだと思っている人は、なんとも思わないことに
とんでもなく大仰に、そして、今気付いたという具合に陥っていて
微笑ましいをとおり越えて
なんか腹が立つでもない感想を抱いてしまったのでありました
どうも、今まで生きていた世界が違いすぎて
共感ができない感動だなと感じたわけであります
そのテンションのまま、市井について、
自分は一敗地に塗れたので本当がわかると
声高らかに宣言しているような内容で、
ぐるぐると終わっていくのでありますが
終始、どうも苦手だなぁという感じでありまして
しょんぼりの読書であったと
メモっておくのでありました
昔、さる左翼系活動家が、散々暴れまわって10数年経って
身寄りもなく工事現場のアルバイトをしたときに
私は初めて労働を理解した
などと、眠たいことをぬかしたという逸話を思い起こさせる
どうにも、共感しづらいそれでありましたとさ
50歳独身女性という身で、朝日新聞を退社した著者が、
その経緯や、変化について綴ったエッセーのような本でした
なんだろう、これはブログか?と
思わなくもないくらい、大変軽々しいというか、
新聞記者という身分から想像する文章とは
随分違うものだと感じたのでありました
なぜ会社を辞めるという選択をしたか、
それについてと、それに至ってから、
何かしら人と触れ合って得た感触について
もう、筆がおもむくままといったら聞こえがいいけども、
なんか、読んでいると、これに限らず
会社辞めた!という一種のハイ状態になっているような、
躁といった具合の文面で、さほどのことでもないことに
何かしらの激情と感動を、ちょっと情緒不安定なんじゃないかと
思わなくもないほどに綴っていました
また、在社中も、四国は高松へ転勤となったおりに、
物がなくても生きていけるということに目覚めたと
らんらんと書いていたのでありまして、
実際本人はそう思ってんでありましょうが、
ちょっと、これはもう、馬鹿にしてんじゃないのかと
そういうのと肉薄しているというか
これまた全体的にそうなんだけども、
そうだと思っている人は、なんとも思わないことに
とんでもなく大仰に、そして、今気付いたという具合に陥っていて
微笑ましいをとおり越えて
なんか腹が立つでもない感想を抱いてしまったのでありました
どうも、今まで生きていた世界が違いすぎて
共感ができない感動だなと感じたわけであります
そのテンションのまま、市井について、
自分は一敗地に塗れたので本当がわかると
声高らかに宣言しているような内容で、
ぐるぐると終わっていくのでありますが
終始、どうも苦手だなぁという感じでありまして
しょんぼりの読書であったと
メモっておくのでありました
昔、さる左翼系活動家が、散々暴れまわって10数年経って
身寄りもなく工事現場のアルバイトをしたときに
私は初めて労働を理解した
などと、眠たいことをぬかしたという逸話を思い起こさせる
どうにも、共感しづらいそれでありましたとさ