CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】ナゲキバト

2014-12-24 20:45:42 | 読書感想文とか読み物レビウー
ナゲキバト  作:ラリー・バークダル

小説というか、童話に近い、
もしかしたら童話だったのかもしれない
そう思うような、万人に理解できる
道徳といったらいいか、教訓といったらいいか、
説教臭さとは違うけども、
そういう「よい話」でありました

平凡といっては失礼ながらも、
こういう話あるよな、描かれていた情景と、
そこからつむぎだされる教えのようなものは
大切だよなと思い、どっかで読んだことあるかもなとすら
思ってしまうような、非常によくできた
語りのお話でありました

おじいさんが、両親を亡くした孫に対して
人生において大切なことを教えるという
ただただ、それだけのお話であるものの
その愛情と、深い道徳に溢れた内容は
非常に読まされたというか、
ぬぅとうなるように読んでしまったのであります

ただ、教えられたものを書き記してみようと
そう考えて、文章に起こそうとすると、
なんというか、そうじゃないようなと、
言葉に言い表せない深みといったらいいか、
とても大切な何かがあるような物語で
読んでほしいと願う内容でありました、
ただ、これは退屈だし
間違いなく子供向けのように見えて、
子供は好きじゃない話だよなとも
思ったりなんだったりするのでありました

そういう意味で、大人向けの童話だったのかもしれぬと
あれこれ考えいたりながら、
人生において大切なこととは何か、
人情や道徳というのはどうあるべきか、
生きることと後悔との付き合い方は
どうだったろうかと
そんなことを考えさせられるお話だったとさ