CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】組織戦略の考え方

2014-12-20 10:41:58 | 読書感想文とか読み物レビウー
組織戦略の考え方  著:沼上 幹

久しぶりに新書を読みました
ずいぶん古いといったらなんですが、
2003年くらいに発刊されたそれでして
読んでみて驚いた
やっぱり新書は新しいうちに読むべきなのだなと
そんな按配で、当時心配されていた組織腐敗の程度が、
今現在においては、異なっているというのが
非常に興味深いのでありましたとさ

組織が腐る過程や、要因として、
働かない社員が増えてくるだとか、
内向きの議論に終始することで優秀な社員の能力が
無駄なことに費やされるといったことが
なるほど、書いてあるとおりに起きるわけですが、
それをどうやって止めるか、また
どうしたらよいかを、つらつらと書いてある
読んでいて、なるほどなと思う一方で、
なんだろうか、新書特有といっていいのか
回りくどくて長い、結局何がいいたいのか
もうひとつよくわかんない
また、同じこと書いてあるような気がする
といった感じで
あんまり読み応えとしてはよいものではなかったのであります

また、冒頭のとおり、書いてある内容が
当時は先鋭だったのかもわかりませんが、
現在読むとどうも陳腐化している
そう、ありありと思わされるようで
著作を読むテンションが下ってしまうというのが
なかなか、自分でも驚きでありました
今さらわかりきったことを、大上段でぶたれても
大して面白くないという
そんな感想にいたってしまうのであります

さりとて、フリーライドする社員という考え方が
なかなか考えやすいというか、最近、
もうそういうやつしかいないよねと
思わなくもないところ
組織は腐敗ではなく、それに伴って
何かしら変化し、社会全体も変化してきてんじゃないかと
そんな考察までおよんでしまいそうな読後感で
あれこれ、考えさせられたのでありましたとさ