十字軍物語2 著:塩野七海
そして、2巻を読んだのであります
まだ3巻は出てないなーとさっき調べたら
なんと、全3巻なんだそうで、そうなると
2巻で第二次までしか進んでいないのに、今後どうなるんだろうかと
不安というか、どうしたものかと思わされてしまったのですが
十字軍物語2については、フランク側が守勢にまわった
そういう時代のお話でありました
ほとんど羅列だけで、時代を追っかけていく
そんなことを簡単にさせてもらっている
そういう本だと感じたのですが、
その割には、たくさんの、本当に様々なドラマがあったんだろうと
その端っこだけを教えてもらえるという、
もっと読ませてほしいと思えるような
このあたりで十分なんだろうかと頭をかかえるような
そういう内容でありました
第二次十字軍がびっくりするほどあっさり失敗していて、
そこを発端にして、長きにわたりエルシャライムを支えたのは
どういう理由だったのか、しかも、むこうにまわしたのが
ヌラディンとサラディンだというのにと
そんなところを、城塞と騎士団という二点から
解いたというか、解説していたのが本編でありました
このあたりは、コンスタンティノープルの陥落あたりで
ななめに読んだそれと似ているというか、
医療騎士団という存在がなるほどステキだと
思ったり思わなかったりというそれであります
まぁ、そんな騎士団の活躍と城塞がいかに凄いか
そのあたりもよくよくわかったのでありますが
やはり、英雄譚が読みたいと思って
塩野先生にすがった身としては、このたんたんとというか
本当、なでるだけのような歴史と筆の運びにおいて
さらっと、さらっとだけしか描かれていないのに、
今回出てきた英雄のなかでは「癩王」という存在は
本当、涙が出るほど凄いと思ったのであります
知っている人はなんだそんなものかもしれないし、
そもそもこの英雄譚があっているかどうか
私は確かめてもおりませんが、この少年王と呼んでよいそれが
どれほどの夢を民に見せて、
そして雄雄しく散ったのかというのが
感動も感動で、大変すばらしいと感じ入ったのでありました
こういうステキな話を読んでしまうと
まぁ、それに負けず生き急いでみようと思ったりしますが
えてして、こういうのは長続きしないというか、
馬鹿は結局馬鹿のままで、英雄にあこがれているのに
満足してしまうのでありましたと
なんだかな
ともあれ、この少年王のあとがまが最悪で、
国を傾ける女というか、歴史に女がかかわるのは
こりゃ当たり前のことでありながら
物語になるなぁとしみじみ思うのでありまして、
このずたぼろの状況を打破できるのか、
威信をかけた第三次派兵がはじまる
そういう具合で2巻がおわり、3巻をまとうと思うのです
そして、2巻を読んだのであります
まだ3巻は出てないなーとさっき調べたら
なんと、全3巻なんだそうで、そうなると
2巻で第二次までしか進んでいないのに、今後どうなるんだろうかと
不安というか、どうしたものかと思わされてしまったのですが
十字軍物語2については、フランク側が守勢にまわった
そういう時代のお話でありました
ほとんど羅列だけで、時代を追っかけていく
そんなことを簡単にさせてもらっている
そういう本だと感じたのですが、
その割には、たくさんの、本当に様々なドラマがあったんだろうと
その端っこだけを教えてもらえるという、
もっと読ませてほしいと思えるような
このあたりで十分なんだろうかと頭をかかえるような
そういう内容でありました
第二次十字軍がびっくりするほどあっさり失敗していて、
そこを発端にして、長きにわたりエルシャライムを支えたのは
どういう理由だったのか、しかも、むこうにまわしたのが
ヌラディンとサラディンだというのにと
そんなところを、城塞と騎士団という二点から
解いたというか、解説していたのが本編でありました
このあたりは、コンスタンティノープルの陥落あたりで
ななめに読んだそれと似ているというか、
医療騎士団という存在がなるほどステキだと
思ったり思わなかったりというそれであります
まぁ、そんな騎士団の活躍と城塞がいかに凄いか
そのあたりもよくよくわかったのでありますが
やはり、英雄譚が読みたいと思って
塩野先生にすがった身としては、このたんたんとというか
本当、なでるだけのような歴史と筆の運びにおいて
さらっと、さらっとだけしか描かれていないのに、
今回出てきた英雄のなかでは「癩王」という存在は
本当、涙が出るほど凄いと思ったのであります
知っている人はなんだそんなものかもしれないし、
そもそもこの英雄譚があっているかどうか
私は確かめてもおりませんが、この少年王と呼んでよいそれが
どれほどの夢を民に見せて、
そして雄雄しく散ったのかというのが
感動も感動で、大変すばらしいと感じ入ったのでありました
こういうステキな話を読んでしまうと
まぁ、それに負けず生き急いでみようと思ったりしますが
えてして、こういうのは長続きしないというか、
馬鹿は結局馬鹿のままで、英雄にあこがれているのに
満足してしまうのでありましたと
なんだかな
ともあれ、この少年王のあとがまが最悪で、
国を傾ける女というか、歴史に女がかかわるのは
こりゃ当たり前のことでありながら
物語になるなぁとしみじみ思うのでありまして、
このずたぼろの状況を打破できるのか、
威信をかけた第三次派兵がはじまる
そういう具合で2巻がおわり、3巻をまとうと思うのです