CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

天地人 愛の花戦

2009-08-02 20:49:06 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ天地人

珍しくというのはすごく失礼だとわかっているのですが
今回、ばさっと方針を出してきたとメッセージを受け取ったというか
ああ、そういう見せ方になるのかと
ちょっと期待させていただいた甲斐でありました

そう、今日のでやはり確信したのだが
もはや、野郎武将についての描写はあきらめた
あれはだめだ、これ以上期待というか
自分が描いているそれと重ね合わせようというのが無理だ
だって、子守している直江公なんて、おまえ、おそれというものを…

そんな具合でしたが、とたんにというのは
私の目が曇っているからでありましょうか
女同士の妙な小競り合いを描かせたら
いきいきとしておるではありませんか
あれも、女という彼岸の向こうから見ると
ちゃんちゃらおかしいのかもと思うのだが
さや当て具合というか、深くあいてと探り合いながら
傷つけていく手法が、これまた
政治策謀に似たそれこれを見ておもしろかった

なによりも、大きく舵をきってきたと思ったのが
北政所をああやって描写してくるとは
ちょっとというか、最近の自分のなかでは
ああいう女性像はなかったんだが
それはそれでおもしろいかもしれないと感じたところ

悋気とはまた違う、機微というでもない
何か、些末なことのようで大きなことに
ボタンを掛け違えていくような会話がステキで
今後にえらく期待したいのでありました

さて、花戦についてでありましたが
今回は姫小百合の話でありました
上杉がもってきたかどうかは知らないのでありますが、
いつだったかの大河、おそらくは
功名の時だったと思うのですが、
あの時は黒百合で、ちゃっかり淀の方がどこからか集めてきたとか
そういうのだったと思うのであります
あのあたり、華やかさがあがって
また、なんのギャグかわからない
ピンクの花に厚めのフォーカスあてての淀スマイルとか
ある意味おもしろかったのであります

一番見たくないものを大河ドラマで見せられたという具合かもしれませんが
考えてみると、あの路線だとしっくりくる脚本家というか
シナリオならば、いっそそのままやっておいてもらったらいいのかもと
真剣に考えてしまうのでありました
衆院選によって、白洲次郎が来月に繰り越しになった今
そうやって思いにふけるのであります