CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

功名が辻 関ヶ原

2006-11-06 08:51:13 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
おそらく、今シーズンで最も盛り上がる回だったので
なかろうかしら、どうかしら
そんなことを思いながら
俄然気持ち高ぶらせてみたのでありますが
始まって驚いた

うわ、その時歴史が動いたやっとる

おそらく、方々でそう揶揄されているのでありましょう
まさか三宅アナが唐突に現れて
戦況を事細かに説明する展開がやってくるとは
先々週くらいから流されていたステキ予告の
大決戦っぷりとは大違いといってはあれかもですが
まあ、ともかく驚いたのでありました

しかし、それはそれとして面白かった
と思ったのであります
ドラマじゃねぇじゃん、というつっこみかくや
その通りでありますが、わたくし、まともに
大河ドラマの関ヶ原シーンを見るのが初めてという
新参者ゆえ、あの解説は大変わかりやすかった
んでもって、もともと大して働いていなかった
一豊の扱いからしてこれは間違いなかっただろう
まかり間違っても、島左近大憤激とかそういう
西方のあれこれなんざ見せる必要もなく
ただ、なんかすげぇ盛り上げていたのに
全然役に立ってねぇな一豊・・・という事実だけが
真実でステキだわと思ったのであります

趨勢は、小早川勢のおたおたぶりから端を発して
一気に決戦といった様相
朝6時に布陣、見ていると休む間もなく14時には終了らしい
福島隊突撃が8時頃とか言ってましたから
実に6時間の攻防で天下が分かれたということか
すげぇな・・・

最近戦史ものがステキと思っているので
この時間の概念と距離の概念がとても大切よね
なんて解ったふりしてみていたのでありますが
関ヶ原、西方から東方それぞれの本陣の距離がどれくらいだったのか
そこがよくわからんかったのでありますが
とりあえず、六平太めちゃくちゃ足速いなちうのは
ドラマだからと切り捨てるべきでありましょうが
感じたところであります
というか、六平太がこの天下を分けてねぇか・・・
もともとそんな話だった気もすると、思ったり思わなかったりしつつ
三成の人望の無さが命運をわけた
そういう結末でありました、ステキ

主人公が関ヶ原で活躍してないんだから
あんまり合戦シーン見せられないと思ってたのですが
それはそれとして十分に、あれこれ出てきて驚き
通からの情報によると、あのシーンはほとんどが
葵徳川三代だかなんだかのシーンを流用してんだそうで
初めて見た私には全然わかりゃしなかったのですが
どうやら、その時歴史が動いたでもよく使われてるとかなんとか
倹約してるわね
と、思ったりするのでありますが、その分を
次年度の川中島に費やしてほしいとか
勝手なことを思ったのでありました
ともあれ、騎馬があれだけ揃うのと、武者揃えが立派なところ
このあたりはさすがNHKと感じたのであります
民放の時代劇ではなかなか
ここまでそろえられないんだろうなと、思うとかんがい深い
もそっとがんばってもらえたらもっと嬉しいと
思いつつ、今後もNHKを見守っていくのです

関ヶ原も終了して
あとは、余生にまわるのでありましょう
今回の活躍しなさっぷりから、どうやって加増の話になるか
わかりませんが、ともあれご立派でありました
もうまもなく終わるのねと
しみじみ思いつつ
個人的には、今回の関ヶ原後、使い番の知らせではなく
一豊自身が

「千代、帰ったぞ」
「お命のお持ち帰りこそ、功名の種でございます」

と、若い頃と同じ台詞を
年季とともに出していただけたら
泣いたかもしれないと、思ったのでありましたが
無いものねだりはいけませんね
そんなところでありました