ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




楽器に関して、ここ15年くらいで、最大の発見といってもよいことでした

 

楽器から音を出すのに、普通は写真でいう右側の方にある、ジャックから出します。

皆さんに馴染みのあるところでは、ヘッドフォンのジャックなどと同じ大きさのものを使います(ヘッドフォンはステレオなので、芯の数はちがいますが)。

アンバランス、とか、フォーンなどといいます。

 

しかし、業務用の機材では、XLR(バランスアウト)というのがあり、

僕のMP9000、MP9500にも、これはついていたのですが、これまで使ったことはありませんでした。

・・・というのはある意味ウソで、へきるちゃんの現場では、いつもPAさんがこのXLRから音をとっていたのです。

一般的な知識レベルで、「ノイズ対策だろううなあ」、という程度の認識でおり、自分で結線するときは、いつもフォーンだったのです。

 

・・・皆さん、すでにこの話に興味を失っていることと思います(笑)。

 

が、続けます(笑)。

 

最近、緑ちゃん倶楽部のレッスンスタジオのMP9500のフォンジャックが片方、ちょっと接触不良をおこしておりました。

触ると直るくらいでしたので、そのまま使っていたのですが、どうも一昨日、本当に音がでなくなってしまいました。

いずれ、修理はしないといけないと思いつつ、

 

「そういえば、へきるちゃんの現場で、いつもXLRから(音を)取っていたよな」

 

と思い出し、ケーブルを借りて、ここから音を出してみたのです。

 

すると。

・・・全然、音が違うのです!

低音がこれまでよりも、さらにしっかり出て、太い音だったのです。

 

「えー!こんなに違うの?」

と思いながら、使ったのですが、さらに。

 

昨日の玉置さんの久喜公演のリハーサル時に、この話をして、

MP9000からのアウトを、フォーンから、XLRに換えてもらったのです。

ためしに。

 

 

すると。

 

 

まず、音量が倍以上になりました(笑)。

 

音色も、やはり、全然太くなり、

客席で聴いていたプロデューサーも

「こちらの方が、全然音がいいですね!」と。

 

結果、ピアノのヌケもとてもよくなり、

僕も弾いていて気持ちが良かったのです。

 

今日、XLRケーブルを、スペース緑用と、自宅の、それぞれのMP9500用に、4本購入しました。

これからは、外のライブでも、出来る限り、XLRで出すことにします。

 

今まで、なんだったのか、という気持ちでございます(笑)。

 

というか、本来の音で鳴らしてあげていなくてごめんよ・・・という申し訳ない気持ちもございます。

 

皆さん、XLRで出せるもの(このアウトジャックがついているもの)は、できるだけXLRで出しましょう。

 

・・・これは、高校生くらいで知っていても良かった話です(笑)。

 

さて、明日は静岡は裾野公演。

裾野は、僕の子どものころの田舎体験が、全てといっていいほど、濃密に詰まっている、とても思い出深い場所です。

郷愁もありつつ、楽しみに伺わせて頂きます。

 

どうぞよろしくお願い致します

 

ではー。

 

 

 

 

 



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