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ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




公園を散策した後、学校に行くときや、遊びに行くときにいつも通っていた、家の裏手の細い路地を歩きました。ほとんどの家が建て直しをしたりして、幾分風景が変わってはいましたが、鼻をつく、この匂い。特別何の匂い、ってワケじゃないんです。でも、確かにあの頃に嗅いでいた匂いと、同じ匂いがしたんです。「そんなはずはないだろう」、と思おうとするんですが、以来他のどこの町でも嗅いだことのない、ここだけの匂い。ここだけの風。こんなことって、あるんでしょうかね

途中、とある角に建つ家の前を通る手前で、反射的に「ギクリ!」と足を止めました。

あのね、ここにね。必ずバカでかい声で「ワワワンッ、ワワワワンッ!!」吠えかかってくる、大きな犬がいるんです。毎日毎日、どんなにそっーっと通っても、必ず吠える。犬、大好きだから出来れば仲良くしたいんですけど、こやつは、ダメみたい(笑)。たまに「お、今日は静かだ。寝てるのかな。よしよし。」と思って、油断してると、塀の下から突然現れて、吠えられたこっちはいつもの倍も飛び上がるわけです(笑)。

それを思い出したんで、気をつけて、覚悟して通りました。でもね、静かなままでした。もう、居なくなっちゃったみたい。ちょっと拍子抜けしましたが、まぁ考えてみりゃ、そりゃそうですよね、そんな長生きな犬は、居ないですよね。なんだ、もういっぺんくらい吠えられてやっても良かったのに。飛び上がってやったのに。

これまた久々に叔母の家にお邪魔しました。挨拶もそこそこに二階にある従姉妹の部屋へ案内してもらいました。この写真のピアノ、当時僕が住んでいた家の建て替えと共に、近所にある叔母の家に引越しされてきていたんです。そ、これが僕が最初にピアノを練習したピアノです。ちょっと赤黒い塗装がキレイな、YAMAHAのピアノ。叔母が子供の頃に買ってもらったというピアノなので、もうかれこれ半世紀近くは経っているはずですが、手入れがいいのか、まったくきれいなままでした。蓋を開けると、これもまた、あのころと同じ匂い。いやー、ピアノの匂いって、いいですねー。昔は大っ嫌いでしたがー(笑)

8月7日のブログに書きましたが、僕が嫌いだったピアノをやめてからは、叔母の二人の娘がこのピアノで、こちらは僕と違って大層真面目にクラシックに取り組み(笑)、「二人とも音大にいけるんじゃないか」なんてくらいまで上達したようです。愛情を持ってちゃんと弾く人に、ちゃんとピアノは応えてくれるものなんですね(笑)。僕のことは、もう許してもらえるでしょうか(笑)。

この写真を撮ってくれたのが(ちょっと鏡に映りこんでいますが(笑))、その従姉妹の姉の方のS子で、お年頃は二十台半ば、結局音大には行かず、看護婦になり、今は献血カーで(出た、献血!(笑))働いております。何か弾いてよ、とお願いしたのですが「もー、全然触ってないからー。ってか、ケンちゃん何か弾いてよ。」と、うまく逃げられました。妹のT子の方は、昨年から保母の仕事をしていますので、こちらは子供の前で童謡を弾くのに役立っているとか。どんなゴージャスかつテクニカルな童謡を弾くんでしょうか(笑)。

そして、ちょっと変な話なんですが、この二人に共通してるのがですね、

 

これを読まれてる多くの方々には結構馴染みの深い言葉かと思うんですが、

 

なんと。

 

ゆ○っ子、

 

なんですよ(笑)。しかも、僕が彼らのサポートをする、以前からの。

「ケンちゃん、今度は誰の仕事やるの?」

「えっとね、ゆ○っていう二人組みの。知ってる?ほら、君を自転車の後ろに~って唄、聴いたこと、ない?」

・・・。」

「ないか。まぁ、とにかく」

「ゴメンゴメン、今、なんて?ゆ○?って言った?」

「うん」

「あのね、ケンちゃんがゆ○と一緒に、やるの?」

「うん。なんで?」

「はぁ・・・、あのね私達ね、ゆ○のファン。ファンクラブにだって随分前から入ってるんだけどー!」

「あら(笑)。」

まぁ、そんなわけで、彼女達は、僕が参加した「スミレ」ツアー以降も、全てのツアーに皆勤賞。しかも、毎回ちゃんとチケット買って(笑)。とは言え親戚なんで、終演後に楽屋で会うんですが、昨年の日産スタジアムの時には黄色いシャツに黄色い帽子というイデタチでしたので、会った瞬間に結構大笑いしましたら、「え?ダメ?ダメなの?」って少々うろたえておりました(笑)。まぁ、というカワイイ従姉妹なんで、えー、どこかイイクチがありましたらですね、よろしくお願いします。って、ここでお婿さん募集しても・・・あれか(笑)。いやいや、どこで何が幸いするかわかりませんからねー。って、これ読んでたら、ごめんよ(笑)。がんばれー(笑)。って、小さな親切大きなお世話を焼いてみた

で、タイトルの答え。何故、ピアノにレースをかけるのかといいますと、昔は、ピアノは楽器というより、一種の家具だったからなんですね。なので、サイドボードやソファ、高級車のシートにレースをかけたりするのと、同じ発想なんですよね。その証拠に。

今じゃ楽器で有名なヤマハですが、元々、タンスとか作ってた家具屋さん、山葉家具店さん、だったんですよ。ま、これが証拠ってことは無いですけど(笑)。

では。ポロン。



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