映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

今年最後の映画は 「私だけのハッピー・エンディング」

2011年12月30日 | 日記

        

     今年のラストはスペイン旅行記で行こうと思っていたのですが、このブログ
     はなんと言っても"映画が中心の・・・"ですから映画の感想にしました。
     ラストを飾る作品としては一寸寂しいのですが、お許しください。
     来年も映画中心は変わらないのですが、映画以外の分野に、巾を拡げた
     いと思っているのです。どうか来年も宜しくお付き合いください。

     さて「私だけのハッピー・エンディング」です。
     広告代理店でリーダーシップをとり、根っから陽気な性格で大切な仲間が
     沢山いるマリー(ケイト・ハドソン)は、仕事も恋も思うがまま楽しんでいると
     いう女性です。

     人生の全てが順調だったある日、検診で予期せぬ事実が発覚するのです。
     医師ジュリアン(ガエル・ガルシア・ベルナル)から大腸ガンで、余命半年と
     告知されます。
     迫り来る死の現実味におびえる中で、ジュリアンが彼女の支えになって行く
     のですが・・・。

     まさしくアメリカ版「エンディングノート」で、こちらは日本版と違いラブコメデイ
     ・タッチです。
     死と正面切って描くより、この作品のようにフィクションの方が見やすいなと
     思いながら見ました。
     下手をすればありきたりのドラマに陥ってしまう設定を、割と丁寧に撮っては
     いるのですが、監督のニコール・カッセルは女性監督なので、女性ならでは
     の演出ぶりも、結果的には実績不足で非常に纏まりが悪いです。

     主演のケイト・ハドソンは、コールディホーンの実の娘であり、ラブコメの女王
     とまでいわれている女優さんですが、品がないばかりか、外観が最後まで健
     康的な女性としか見えず、損をしています。
     相手役は「ジュリエットからの手紙」「バベル」などに出ていたガエル・ガル
     シア・ベルナルですが、むしろこちらの方が不器用だけど温かい気持ちをの
     医師役を上手く演じています。

     感想を書きながら、やっぱり節目節目にはそれなりの作品を選ぶべきで、今
     年最後の映画をこれにしてしまったことを少しばかり後悔しています。
     と言っても今年はこれで終わらざるを得ません。
     これまで、つたない文章の数々で大変失礼しましたが、来年は精進して、少
     しでも皆様に納得していただけるようなブログにして参りますので、宜しくお願
     いします。
     皆様、どうかよい年をお迎えください・・・。

          
               ↑スペインの旅スナップです。

コメント
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