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映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

楽しかった旅の一コマ (56) 台湾・嘉義市~阿里山

2015年02月05日 | 日記
     
                       ↑嘉義の街
  
                  ↑↓最近の嘉義の光景
  

  
                    ↑北回帰線標塔で私


     昨年末には「中央ヨーロッパの旅日記」を書いていたものですから、久しぶりの
     「楽しかった旅の一コマ」です。何処にしようかと考えたのですが、昨日は新しい
     映画の感想で「KANO」を取り上げたこともあり、台湾の嘉義市にしました。
     台湾には戦後何度も行っていますし、嘉義にも2度行きましたが、まだまだ何回
     でも行きたい街です。

     嘉義市は高雄市、台南市に次ぐ台湾南部第3の都市で、現在の人口は約28万、
     駅前には椰子の樹が立っていて南国情緒が溢れる街です。
     嘉義駅から真っ直ぐ15分くらい歩きますと、噴水と孫文の銅像が建っているロー
     タリーに出ますが、この周辺が嘉義の街の繁華街中心で、以前に親からよく連れ
     て行ってもらった映画館もまだ残っていました。繁華街周辺で毎晩開かれる夜市
     も楽しいし、街全体が碁盤の目のような道路に囲まれているので、旅行者は迷子
     にならない街でもあります。

     嘉義市の南西3kmほどのところに、北回帰線が通っていることを表す標塔が立っ
     ていますが、ここを境に亜熱帯(北側)と熱帯(南側)に分かれているので、観光の
     ポイントの一つになっています。

     台湾観光の中でも有名なのは阿里山観光ですが、嘉義はこの阿里山観光の起点
     となっていて、玉山(新高山2952m)への途中にある阿里山頂上の町(標高約2250m)
     まで登山鉄道が通っています。今では道路が貫通して車でも行けますが、私たち
     がいた時代には、ピストンが縦になった特別の機関車に牽かれた鉄道でしたが、
     現在はジーゼル機関車に変わっています。嘉義からの所要時間は鉄道で約3時
     間半、車だと約3時間です。

     阿里山周辺は小さな町が出来ていて人口が約6,000人で学校もありますが、日本
     統治時代に開発がはじまり林業で栄え、当初はこの鉄道も材木運搬用に使われ
     たものを、途中から観光用として重宝され、スイッチバックやスパイラルなどが存
     在する鉄道としてマニア垂涎のポイントでもあります。
     ここから見る、日の出、新高山、雲海、樹林の景色は言葉では表せない圧巻です
     し暑い台湾ではここだけ四季があり、桜をはじめ季節の花々も楽しめるのです。

     昨日の映画「KANO」の感想にも書きましたが、終戦時に私の一家は嘉義に住ん
     でいて、私は中学生なのに阿里山の開拓に動員されていて終戦の詔勅は阿里山
     で聞きました。苦しい思い出もありますが、上述の雄大な景色は毎日のように見て
     いましたし、ジャングルを何千何万という猿の大群が一斉に移動するのを、呆然
     と見たことがあります。

     
                    ↑阿里山で日の出を
  
            ↑昔はこのような特別仕様の登山列車でした
  
            ↑戦後行った時に撮った嘉義中学の正門と校舎
  
            ↑繁華街中央のロータリー、映画館も
  

  
   ↑当時住んでいた家が残っていました
      
                ↑嘉義駅です

                  
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