
↑↓ 上下どちらも「ギョレメ野外博物館」にある壁画の一部です。


前回はカッパドキアの奇岩大パノラマや洞窟住居跡、巨大な地下都市のこと
を書きましたが、今回はフレスコ画が今でも残っている世界遺産「ギョレメ野外
博物館」を中心にご紹介したいと思います。
ギョレメの町アヴジラルは、カッパドキア特有の自然と史跡をそのまま暮らし
に生かしているような美しい町です。
町の東方に位置する「ギョレメ野外博物館」は、9世紀の古代ローマ時代、キ
リスト教徒はイスラムの圧迫から逃れるため、岩を掘って洞窟に教会や修道
院を作り、信仰を守り続けたと言われています。
その中心地が「ギョレメ」で、この一帯には400~500もの教会があったそうで
す。現在、約30の教会跡が「ギョレメ野外博物館」として公開されていますが、
保存状態もよく、信徒らが描いたフレスコ画を見学することが出来ます。
この地方は観光だけではなく、トルコを代表する工芸品の生産地でもあります
が、店で糸を紡いで織り上げる半民半官運営の絨毯店とか、伝統的な色柄の
絵皿や壷が並ぶ陶芸店では製作過程を常時見学が出来る楽しいコースです。
さて問題はトルコ料理です。
アジア遊牧民の伝統と、地中海の豊富な食材がミックスし、中東イスラムの文
化を取り込んで進化してきたのがトルコ料理で、フランス料理、中華料理ととも
に世界三大料理と言われています。
せっかくトルコに来たのですから宮廷料理をはじめ、リーズナブルに楽しめる家
庭的な料理とかを体験しようと努力したのですが、どうも私の味覚にはマッチし
ないのです。(私が未熟なのでしょう)
羊の肉が主だし、独特のスパイスに私の舌がついて行かなかったのでしょう、
残念至極です。但しパンや野菜・果物類が種類も豊富で味も最高。これだけは
私も満足しましたが、世界三大料理には日本料理を入れるべきだと、帰国して
から叫んでいます。
それと何処ででも簡単に飲める「チャイ」は紅茶を濃く煮立てたものにお湯を加
え、更に砂糖を加えて甘味で飲みます。店によって値段が違いますが、50円~
200円です。少しねばっ気があるトルコアイスクリームは200~400円くらい、お
気に入りのざくろジュースも200~300円くらいで、旅行中は大変お世話になり
ました。
カッパドキアの最後の晩には、イスラム神秘主義教団メプラーナ教の旋回舞踊
を見学しました。
信徒がイスラムの神と一体化して踊るというもので、なんのことはないグルグル
回るだけのもので少し失望でした。
もう一つ。先日の週刊文春(12/5)の表紙にトルコ土産の置物が登場しました。
トルコ民話の主人公ナスレディン・ホジャがロバに逆乗りしているもので、日本
の「一休さん」のように「とんち」で相手をやっつけるのが面白くて人気者だそう
です。最近は日本語にも訳されて出版されているそうですが、この表紙そっくり
のドライブイン看板や、添付写真のようなものもありました・・・。
↓ ここからの8枚は「ギョレメ野外博物館」の外観です。










↑ トルコ絨毯を製造して直売。


↑ これも製造・直販の陶器店です。


↑↓ 上下4枚は、イスラム神秘主義教団メプラーナ教の旋回舞踊


↓ ここからの6枚は、洞窟レストランで。








↑ 「チャイ」(紅茶の類い) ↑ 「トルコ・アイスクリーム」


↑ ざくろジュースは、このようにしてしぼります。私もお手伝い。


↑ うまく見えないかも知れませんが「週刊文春」の表紙と同じ人物の人形看板。

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