最近の韓国映画はメリハリがあって面白い作品が多いです。
この「ホワイト」もK-POPガールズの人気グループT-ARAのウンジョン
が主演で、しかも韓国で活躍する日本人ダンサー・三枝真希が振り付けを
担当していることと、韓国芸能界の裏側が覗けるかも知れないと興味を持
って見ました。
さてストーリーです。ガールズグループの"ピンク・ドールズ"は人気アイドル
に押されて人気が落ちています。
メンバーはそれぞれ持ち味が異なる4人ですが、リーダーのウンジュ(ハム・
ウンジョン)はバックダンサー出身で、チームを上手くまとめ切っていません。
ある日ウンジュが事務所で見つけた古いテープは、かってのアイドルが歌っ
ていた「ホワイト」で、これをリメイクして売り出すとこれが大ヒット、4人は一
躍スターダムへとのし上がります。
メンバーは我侭が出てボーカルのセンター争いを起こすのですが、メインボー
カルを取るメンバーが次々と悲惨な事故に巻き込まれ、ウンジュはヒット曲に
隠された秘密を探りますが・・・。
いくつかのK-POPグループのの出演とか練習風景のほか、韓国ではプロ
ダクションの他に、スポンサーという位置の人がいて強い力を持っているなど、
日本とは違う韓国芸能界の仕組みや裏を知ることが出来、この範疇のお話か
と思っていたら、段々スリラーっぽくなり、遂にはホラー作品の様相に変わって
行きます。
従って全てが中途半端な描き方になるし、出演しているタレントも魅力が薄く、
満腹する前にあれよあれよで終わってしまう作品でした。
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