ハリウッド屈指の肉体派俳優として過激なアクションに挑んできたドウェイン・ジョンソン
が、高さ1000メートルを超える超高層ビルを舞台に、犯罪組織が巻き起こした火災から
家族を救出するため孤軍奮闘する主人公を演じたアクション作品です。
かつてFBIの人質救出部隊のリーダーとして活躍していたウィルは、ある事件で左脚が
義足になる大怪我を負い辞職しましたが、それから10年を経た現在は愛する家族も得て、
危機管理コンサルタントとして働いています。香港に新しく建てられた高さ1066メートルと
いう史上最大のビル「ザ・パール」の開業に向け、ビルのオーナーから安全管理のチェッ
クを任されたウィルは、家族を伴ってザ・パールに滞在しますが、ビルに隠されたある秘
密を狙う犯罪組織もまた、ザ・パールに侵入しており、妻子を残したままのビルは炎を上
げる戦場と化します。ウイルは家族を奪還するため、決死のザ・パール突入を決意・・・。
監督・脚本は、「セントラル・インテリジェンス」でもジョンソンとタッグを組んだローソン・マ
ーシャル・サーバー。
前評判はあまり感心したものではありませんでした。しかしウェイン・ジョンソン作品はB級
が多いものの、いつも楽しませてもらっているので封切日に見ました。
今作も何で香港なのか中国なのか?ですが、相変わらずウェイン・ジョンソンが大活躍しま
すし、物語の舞台となる架空ですが建物構造のアイディアが素晴らしいのと、お話も簡単明
瞭で判りやすいのがいいです。しかも奥さんもいざとなったら強いのも面白い一面で、プラ
ス夫婦愛と親子愛が上手く配置されていて、最後まで結構面白く見ることが出来ました。