「レオン」「LUCY ルーシー」のリュック・ベッソン監督が、「スター・ウォーズ」にも影響を
与えたとされる名作SFコミック「ヴァレリアンとローレリーヌ」を実写映画化した作品で、
28世紀の宇宙を舞台に、銀河の平和を守るエージェントの男女が巨大な陰謀に立ち
向かう姿を描き出しています。
西暦2740年。銀河をパトロールする連邦捜査官のヴァレリアンとローレリーヌは、あ
らゆる種族が共存する「千の惑星の都市」のアルファ宇宙ステーションを訪れます。そ
こには深部に宇宙を揺るがす邪悪な陰謀や、歴史から抹殺されようとしていた秘密が
隠されていたのです・・・。
主人公ヴァレリアン役を「アメイジング・スパイダーマン2」のデイン・デハーン、相棒のロ
ーレリーヌ役を「スーサイド・スクワッド」など女優としても活躍する人気モデルのカーラ・
デルビーニュがそれぞれ演じ、共演はクライブ・オーウェン、イーサン・ホーク、ルトガー・
ハウアー、歌手のリアーナらが顔をそろえています。
この作品の出来について賛否両論があるようです。主として評論家らは認め、一般ファ
ンは否定という形になっています。たしかに映像は素晴らしいのですが、お話がダラダ
ラしていてテンポも緩いし、主人公の活躍もいま一つといったところでしょうか。根本的
にはストーリーに新味がなく、痛快味が欠けているのが原因です。こんな点から私も否
定派の仲間入りです。