上手な接種のスケジュール(2012年4月)
~ 同時接種を有効に ~
母子手帳の予防接種のページを開いてみましょう。
赤ちゃんたちは2歳までの間に8回、その後小学6年生までの間に6回、合計14回の予防接種を受けるように予防接種法に定められています。
Hibワクチン・肺炎球菌ワクチン(プレベナー)・おたふくかぜ・水痘(みずぼうそう)・ロタウィルスワクチン(ロタリックス)・インフルエンザなどの任意予防接種を含めると予防接種を受ける機会は20~30回ほどあります。
そのうちの大半を乳幼児期に接種しなければなりません。たくさんある予防接種の予定をお母さんご自身で組み立てるのはむずかしいことです。
予防接種をどのように受ければよいのかについて特集しました。
Q1:生後早い時期に受けることができるワクチンは何ですか。
A1:赤ちゃんや小さなお子さんの胃腸炎を予防するためのロタウィルスワクチン(ロタリックス)です。
ロタウィルスによる胃腸炎は5歳までの間に誰もがかかるありふれた胃腸炎ですが、乳児や1~2歳の小さな赤ちゃんが罹ると重症化し命にかかわることがあります。
そのため生後6週から24週までの間に2回の接種を受ける必要があります。1回目から2回目までの間隔は4週以上です。
「Q2」以下についてはおのクリニックの院内報「Kazuboh@mail」第14巻第4号通巻186号(2012年4月1日発行)をご覧ください。