溶連菌感染症の対処法は? 改定第2版
今シーズンも10月の終わり頃より溶連菌感染症が多くなってきました。
溶連菌感染症は古くから知られている病気です。
抗菌薬を適切に服用することにより、比較的早めに症状が軽くなります。
良い抗菌薬が登場するまでは、溶連菌感染症に引き続き腎炎をおこしたり全身に影響のでるリウマチ熱になったりすることもある病気でした。
Q1:溶連菌について教えてください。
A1:医学上の正式な名称は「溶血性連鎖球菌」といいます。
溶連菌にはおよそ80種類あることが知られていますが、 ヒトに病気を起こすのはその中の十数種類位と言われています。
お子さんの「溶連菌感染症」と呼ばれているのは「A群β溶血性連鎖球菌」が原因の感染症です。
Q2:どんな症状をおこすのでしょうか。
A2:発熱と喉の痛みが主な症状ですが、小さなお子さんは喉の痛みを訴えないこともあります。
その他に腹痛や嘔吐などの消化器症状をしばしば伴います。また首のリンパ節が脹れたりイチゴ舌になったりすることがあります。
溶連菌の毒素による反応として細かな赤い発疹がでることがあり、とても痒がるのが特徴です。
「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報「Kazuboh@mail」第17巻第11号通巻231号(2015年11月1日発行)をご覧ください。
待合室・第2待合室のラック内にある院内報をご自由にお持ち帰りください。
創刊号(1999年5月1日)から第231号(2015年11月1日)までのバックナンバーファイルを待合室の書棚においてあります。