おのクリニックのブログが平成28年9月30日より「読書の秋」ヴァージョンになりました。
金毘羅宮から讃岐富士を望む
785段の石段を登り金刀比羅宮の御本宮にお参りしました。
標高524mの象頭山(ぞうずさん)の中腹(251m)にありますが、「海の神様」だそうです。
かつては瀬戸内海を行き交う船の大切な目印となっていたようです。
本宮の広場から眺める瀬戸内海と讃岐富士が、少し(?)疲れた心身を癒してくれました。
表書院所蔵、円山応挙の「水呑みの虎」なども鑑賞することができました。
あーん あん 今月の本 177
ほいくえんに いくのは いいけれど かあさんが かえっちゃ いやだよー
あーん あーんと ぼくが なけば
わたしも いっしょに あーん あん ・・・みんな そろって あーん あん
素朴な ちぎり絵が あたたかい絵本です。
せな けいこ さく え
福音書館
ISBN:4-8340-0372-8
「今月の本」No.1からNo.177を待合室の書棚に置いてあります。
夜間救急を受診するタイミングは?
夜になりお子さんの具合が悪くなるとお母さんお父さんは大変心配になります。
このまま家で朝まで様子を見てよいのか、
松戸市夜間小児急病センター(以下、夜間救急)を受診したほうが良いのか迷うことが多いと思います。
お子さんがどんな状態の時に夜間救急を受診したら良いのかについての目安を覚えておきましょう。
Q1:6ヶ月の乳児です。夜になってから39℃の発熱に気がつきました。
呼吸はいつもより早いのですが、水分は取れており機嫌もそう悪くはありません。
A1:夜間救急を受診するお子さんの中でいちばん多い症状が「発熱」です。
この保護者のように、熱の高さだけに気をとられずお子さんの状態を良く観察してください。
嘔吐などのほかの症状がなく水分を摂ることができ機嫌がさほど悪くないという状態ならば、
翌日の朝まで待つことができます。
朝になり熱が下がっていてもかかりつけの小児科医を受診するようにしましょう。
なお、排尿の回数がいつもと同じくらいであれば水分が足りていると判断して良いでしょう。
ぐったりした感じがある場合や水分を摂ることができないときは、早めに受診するように心がけましょう。
Q2:1歳の幼児です。日中から38.5℃の熱があり、小児科を受診して風邪との診断でした。
夜になり40℃まで体温が上がり、突然意識がなく体が硬くなって手足がピクピクと「けいれん」しています。
今までこのようなことはありませんでした。
A2:熱性けいれんが一番考えられます。
初めてのけいれんのようですので、すぐに救急を受診しましょう。
初めての場合は、熱性けいれんのほかに重大な病気が隠れている場合もあります。
できればスタッフと設備の整った総合病院の救急外来を受診することをお勧めします。
なお、熱性痙攣の場合は通常は5分以内に痙攣がとまります。
5分以上けいれんが続くようであれば迷わず救急車を要請してください。
「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報「Kazuboh@mail」第18巻第9号通巻241号(2016年9月1日発行)をご覧ください。
待合室・第2待合室のラック内にある院内報をご自由にお持ち帰りください。
創刊号(1999年5月1日)から第241号(2016年9月1日)までのバックナンバーファイルを待合室の書棚においてあります。