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街角でみかける日常の光景です(森ヴァージョン)

2020/2021シーズンのインフルエンザは(第23巻第2号通巻295号2021年2月)

2021年02月12日 | 院内報月刊「Kazuboh@mail」
2020/2021シーズンのインフルエンザは

インフルエンザの流行は12月頃より始まり、
1月中旬から2月がピークとなることが多いといわれています。
今シーズン(2020/2021)は現時点で全国的にインフルエンザの流行が見られません。
2月以降に増えることもあるので用心しましょう。

 Q1:流行がないとはいえ、高い熱が出ると心配です。
   インフルエンザの症状はどのようなものでしょうか?
A1:突然の高熱(38度以上)で始まります。
   咳・鼻水などの風邪のような症状は遅れて出てくるようです。
   下痢や嘔吐などの胃腸炎症状が出ることもあります。
Q2:インフルエンザの診断はどのようにするのでしょうか?
A2:ほかの病気を診断する場合と同じです。
   医師が一番大切にしているのは次の二つのことです。
   患者さんに現れている症状(自覚症状)を把握すること、
   視診・聴診・触診などの診察により得られる結果(診察所見・他覚症状)
   を元に判断すること。
    病気の経過を丁寧にお聞きしたうえで慎重に診察して診断します。

「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報「Kazuboh@mail」
第23第2号通巻295号(2021年2月1日発行)をご覧ください。
待合室・第2待合室のラック内にある院内報をご
自由にお持ち帰りください。

これまでのバックナンバーをファイルに納め書棚に置いています。

突発性発疹とはどんな病気でしょうか?(第23巻第1号通巻294号2021年1月)

2021年01月25日 | 院内報月刊「Kazuboh@mail」
突発性発疹とはどんな病気でしょうか?

小さなお子さんが高い熱をだした時は,お母さん・お父さんはとても心配になります。
しばらく様子をみても解熱しない場合には,
「大変な病気がかくれているのではないか?」などと心配が増します。
 突発性発疹の場合は高い熱が比較的長く続きますが、
多くの場合は心配のない病気です。まれに合併症が出ることがありますので 
タイミングを逃さないように早めに受診してください。
 
Q1:突発性発疹の原因は分かっているのでしょうか?
A1:突発性発疹の原因は2種類のウィルスであることが知られています。
   多くはヒトヘルペスウィルス6型(HHV-6)の感染によるものです。

   一部がヒトヘルペスウィルス7型(HHV-7)の感染です。
   1歳ころまではHHV-6に罹患、
   2歳から3歳まではHHV-7に罹患するものと考えられています。
   両方のウィルスに罹患することがありますので

   「突発性発疹に2回かかった」ということになります。
Q2:突発性発疹の症状はどのようなものでしょうか?
A2:突然の高熱(多くは39℃以上)で始まり、3~4日続きます。
   咳や鼻水は殆どないことが多いようです。

   解熱と同時にあるいは解熱しかけた頃に、
   体幹(胸・腹・背中)を中心に赤い発疹が出現します。
   発疹が出て初めて診断できる病気です。
   下痢を伴うこともありますが、あ
まり長く続くことはないと思われます。
 
「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報「Kazuboh@mail」
第23第1号通巻294号(2021年1月1日発行)をご覧ください。
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乾燥する冬はお肌に注意(第22巻第12号通巻293号2020年12月)

2020年12月16日 | 院内報月刊「Kazuboh@mail」
乾燥する冬はお肌に注意

12月に入り本格的な冬の季節になました。
冬は湿度が低くお肌が乾燥し皮膚のトラブルが多くなります。
特に赤ちゃんはお肌が弱いので注意が必要です。

Q1:7か月の女の子です。
   もともと皮膚がカサカサしているように感じていましたが、
   最近ひどくなってきているようです。
A1:11月頃になると空気が乾燥してきます。
   赤ちゃんの皮膚(表皮)はとても薄いのですぐに水分が逃げてしまい、
   乾燥してしまいます。
Q2:どのように対処したら良いのでしょうか?
A2:保湿剤をしっかり使うようにしましょう。
   おのクリニックでは「プロペト軟膏」を処方しています。
   「プロペト軟膏」はワセリンの一種で、眼軟膏にも使われています。
   赤ちゃんは顔の皮膚のトラブルが多いのですが、
   この軟膏ですと目に入っても全く問題ありませんので使いやすいと思います。

「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報「Kazuboh@mail」
第22第12号通巻293号(2020年12月1日発行)をご覧ください。
待合室・第2待合室のラック内にある院内報をご自由にお持ち帰りください。

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じんましんとは どんな状態?(第22巻第11号通巻292号2020年11月)

2020年11月16日 | 院内報月刊「Kazuboh@mail」
じんましんとは どんな状態?

「子どもの顔や体に赤い発疹らしきものが出ています。
じんましんではないでしょうか?」というご相談をしばしば受けます。
「じんましん」とはどのようなものでしょうか。

Q1:「じんましんが出た」というときは皮膚の状態がどのようになるのでしょうか?
A1:「じんましん」の皮膚の特徴は次のような状態です。
    皮膚が赤くなります。皮膚が盛り上がり脹れているように見える
   「膨疹(ぼうしん)」という状態になります。
    目に見える感じは地図のような不定形のもの(地図状)が一般的ですが、
    虫さされの様に見えるものもあります。
    膨疹が24時間以上同じところにとどまることがない
    というのがもうひとつの特徴です。
    このような特徴がみられない場合はじんましんではなく、
    そのほかの発疹(湿疹など)ではないかと考えます。
Q2:じんましんはどんな原因で起こるのでしょうか?
 A2:「自分の体に合わないもの」を食べたり、
   皮膚に触れたりしたときに現れるアレルギー反応のひとつです。
   1日3回の食事やおやつに口から摂る食物のほかに
   次のようなものもじんましんの原因になります。
   病気の際に服用した「薬」、身体(皮膚)に触れる可能性のある
   「金属・衣類・動物の毛など」も原因となる可能性があります。
   寒冷じんましんなど気温の変動によって出るものもあります。
   食べた物や触れたものなどで思い当たることがない場合でも、
   体調の悪い時にはじんましんが出やすいことがわかっています。
   咳・鼻水などの風邪症状がある、下痢などの胃腸炎症状がある、
   イベントなどの後で疲れがたまっている・・・場合などです。
   このような場合には原因を特定することが困難です。

「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報「Kazuboh@mail」
第22第11号通巻292号(2020年11月1日発行)をご覧ください。
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「かぜ」とはどんな病気でしょうか?(第22巻第10号通巻291号2020年10月)

2020年10月14日 | 院内報月刊「Kazuboh@mail」
「かぜ」とはどんな病気でしょうか?
   病原体は?

10月に入り朝夕の気温がさがってきました。
それに伴い「かぜ」の症状が出て来院されるお子さんが増えています。
日ごろ「かぜ」と呼んでいるものはいったいどんな病気なのでしょうか。
日本にも2020年の初めから拡がっている「新型コロナウィルス感染症」とはどう違うのでしょうか?

Q1:「かぜ」とはどんな病気のことをいうのでしょうか?
A1:「かぜ」とか「感冒」などと言われているものは
   医学的な立場からは正式な病名ではありません。
   咳・鼻水・熱などの症状がある状態をまとめて「かぜ症候群」と呼んでいます。
Q2:「かぜ症候群」の原因(病原体)は何ですか?
A2:かぜの90%以上はウィルスが原因といわれています。
   「かぜ症候群」の原因となるウィルスの種類は
   およそ200種類もあるといわれています。
   残りの10%くらいがマイコプラズマやそのほかの細菌によるもの
   と考えられています。

「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報
「Kazuboh@mail」第22第10号通巻291号(2020年10月1日発行)をご覧ください。
待合室・第2待合室のラック内にある院内報をご自由にお持ち帰りください。

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ロタウィルスワクチンの定期接種が始まります(第22巻第9号通巻290号2020年9月)

2020年09月15日 | 院内報月刊「Kazuboh@mail」
ロタウィルスワクチンの定期接種が始まります
“生後6週から24週”


2020年10月よりロタウィルスワクチンが定期予防接種となります。
2020年8月1日以降に生まれたお子さんが対象です。
 ロタウィルスワクチンには次の2種類があります。
2回の接種が必要なロタリックスと3回の接種を要するロタテックです。
おのクリニックでは「ロタリックス」の接種をしております。
ロタテック接種は行っておりませんのでご了承ください。

Q1:ロタウィルス胃腸炎とはどのようなものでしょうか?
A1:ロタウィルスによる胃腸炎は、
           世界中のだれもが5歳までに1度はかかるごくありふれた胃腸炎です。
          しかし他のウィルスが起こす胃腸炎に比べて下痢や嘔吐が激しく長く続くため、
          体内の水分や塩分が少なくなる「脱水状態」になりやすいといわれています。
          生まれて初めてかかった時に一番重くなることが知られています。
          体力のない小さな赤ちゃんがかかると重症化し入院が必要となることがあるので
          慎重な対処が必要です。
          開発途上国では命を落とす赤ちゃんもまれではないようです。
          なお、「胃腸炎関連けいれん」と呼ばれる状態を起こすことがあります。
          また、まれではありますが「急性脳炎・脳症」を起こすこともあります。
Q2:ロタウィルスワクチンを接種すればロタウィルス胃腸炎にかからないのでしょうか?
 A2:ロタリックスはロタウィルスの病原性を弱めて毒性をなくした生ワクチンです。
           シロップの状態にしたワクチンを口から飲ませる経口生ワクチンです。
          2回接種すると3歳まではロタウィル胃腸炎にかかることがありません。
          その後かかった場合でも軽症で済むと考えられています。
 
「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報
「Kazuboh@mail」第22第9号通巻290号(2020年9月1日発行)をご覧ください。
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1歳6ヶ月健診が始まりました(第22巻第8号通巻289号2020年8月)

2020年08月13日 | 院内報月刊「Kazuboh@mail」
1歳6ヶ月健診が始まりました 個別健診と集団検診

新型コロナウィルス(COVID-19)感染症の影響で2020年3月に休止していた
1歳6か月健康診査(健診)が7月中旬より再開されました。
 
Q1:今まで通り集団健診で行うのでしょうか?
A1:個別健診と集団健診の二本立てで行います。
  集団検診と個別健診とでは健診内容が異なりますので、両者を受けるようにしてください。
Q2:いつどこで1歳6ヶ月健診をうけることができるのでしょうか?
A2:1歳6ヶ月健診の対象となるお子さんあてに「松戸市から書類が送付」されます。
  健診の案内に流れの詳細が記されています。
  2020年度(令和2年度)は個別健診を優先して実施しますので、
  指定された期間に指定された医療機関(おのクリニックなど)で
  予約をしてから受診してください。

「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報
Kazuboh@mail」第22第8号通巻289号(2020年8月1日発行)をご覧ください。
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新型コロナウィルス感染症とは?(第22巻第7号通巻288号2020年7月)

2020年07月11日 | 院内報月刊「Kazuboh@mail」
新型コロナウィルス感染症とは?
これまでにわかって来たこと

新型コロナウィルス(以下COVID-19)とは、どんなウィルスなのでしょうか?
COVID-19感染症とはどんな状態の病気なのでしょうか?
 やみくもに怖がったり反対に軽く考えすぎたりしないよう、
これまでにわかって来たことを整理してみましょう。

Q1:新型コロナウィルスとはどんなウィルスでしょうか?
 A1:誰もがかかる普通の風邪の10~15%は「4種類のコロナウィルス」の感染によるものです。
  風邪の多い冬期には風邪の原因の30%ほどを占めるといわれています。
  それまでヒト(人間)以外の哺乳生物だけに感染していたコロナウィルスが
  ヒトに感染するようになったものが「新型コロナウィルス」です。
  2002年のSARS(サーズ)も201年のMERS(マーズ)も
  当時の「新型コロナウィルス」に相当します。
Q2:新型コロナウィルスはどのようにして感染するのでしょうか?
 A2:咳やくしゃみとともに唾液の中に混じっているウィルスが、
  口・鼻・眼などの粘膜から体内に張り込み感染をする「飛沫感染」が主な経路です。
  飛沫は2mほど先まで飛び散るのでソーシャルディスタスを摂ることがとても大切です。
  ウィルスを含む唾液などが付着したドアノブやテーブルなどを触れた手で
  「ものを食べたり飲んだり」してウィルスが体内に入る「接触感染」の経路もあります。
  そのために手洗を忘れないことが大切です。
   COVID-19はエンベロープ(envelope)という膜を持つウィルスです。
  日常使う石鹸で手洗いをするとこの膜が破壊されウィルスが死滅します。

「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報
Kazuboh@mail」第22第7号通巻288号(2020年7月1日発行)をご覧ください。
待合室・第2待合室のラック内にある院内報をご自由にお持ち帰りください。



おたふくかぜワクチンを受けましょう(第22巻第6号通巻287号2020年6月)

2020年06月10日 | 院内報月刊「Kazuboh@mail」
おたふくかぜワクチンを受けましょう
2回の接種が必要です

1歳をすぎるとおたふくかぜワクチンをうけることができます。
充分な免疫を得るために2回の接種が必要です。
現時点では任意接種の位置づけですが、
松戸市では就学前に接種すれば2回とも補助を受けることができます。

Q1:おたふくかぜとはどんな病気ですか?
A1:ムンプスウィルスの感染による病気です。
  2~3週間の潜伏期のあと、
  一方の耳下腺(耳の前下方にある唾液腺)が脹れて痛みが出てきます。
  その後2~3日すると反対側の耳下腺も脹れ痛みが出てくるという 
  経過をたどることが多いようです。 
  あごの下にある顎下腺が脹れることもあります。
  発熱38度台くらいのことが多く、3~4日続くことが多いようです。
  1週間くらいの経過で腫れが引き治癒することが大半です。
Q2:耳下腺が脹れとても痛がります。なにか対処法はありますか?
A2:耳下腺は消化に必要な唾液を分泌する器官です。
  酸っぱいもの・硬いものなどを食べるときは多くの唾液が必要となります。
  そのために耳下腺が活発に働き、痛みが強くなります。
  酸っぱいものを控え、 
  かむことが少なくて済むような“やわらかいもの”を食べるようにしましょう。

「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報
Kazuboh@mail」第22第6号通巻287号(2020年6月1日発行)をご覧ください。
待合室・第2待合室のラック内にある院内報をご自由にお持ち帰りください。


 


 

ワクチンで防ぐことのできる病気(第22巻第5号通巻286号2020年5月)

2020年05月13日 | 院内報月刊「Kazuboh@mail」
ワクチンで防ぐことのできる病気
安心してワクチン接種をうけるには・・・

VPD(Vaccine Preventable Disease)という言葉をきいたこたがありますか?
 「ワクチンで防ぐことのできる病気」という意味の英語です。ワクチンを接種することにより細菌やウィルスが感染して引き起こされる病気(感染症)を防ぐことができます。
定められた時期に規定のワクチン接種を受けることで、感染症から身を守ることができます。
 新型コロナウィルス(以下COVID-19)感染症を恐れて外出を控えるあまりに、大切なワクチン接種を受けることを忘れてしまわないようにしましょう。

Q1:ワクチン接種のために医療機関に行くとCOVID-19に感染するのではないか?と心配です。
 A1:おのクリニックでは1996年4月以来、ワクチン接種だけの時間帯を別に設けて、
        風邪などの感染症のお子さんと一緒にならないようにしています(時間的隔離と言います)。
       なお厚生労働省の予防接種計画の中では次のように定められています。
       「接種医療機関において、予防接種の対象者が他の患者から感染を受けることのないよう、
       十分配慮すること」
Q2:ワクチン接種を受けるには予約が必要とのことですが、なぜでしょうか?
A2:就学前までに済ませておくべきワクチンが何種類もあり、接種回数は二十回以上になります。
      まちがいが起こらないように、安心して安全にワクチン接種をするために
      「ワクチンのグループごと」に接種時間帯を決めています。
      接種前のワクチン準備も慎重に行っています。
      そのためにおのクリニックでは完全予約制としています。

「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報
Kazuboh@mail」第22第5号通巻286号(2020年5月1日発行)をご覧ください。
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