落葉松亭日記

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日本の森

2007年04月19日 | 世相
  今日の「クローズアップ現代」では日本の林業の現状を取り上げていた。
クローズアップ現代「日本の森 再生のチャンスを生かせるか」2007/04/19 NHK
外材価格が高騰し、国産材復活のチャンスが訪れている。一方、放棄地の拡大や安定供給など課題も多い。貴重な資源を守り産業として再生できるか、日本の森の未来を考える。

 山歩きをしていると、荒廃した森に出くわすことがある。後継者の不足や、これまでの安い外材におされて成り立たなくなった林業の現状を目の当たりにして部外者でも心が痛む。一方美しく管理された杉や桧の森は歩いていても楽しい。

 番組によると・・・
 外材に市場を奪われる原因として、歪みが多く水分の多い国産材は敬遠される。建築方法が変わり、予め工場で加工するので材木の乾燥度が高く歪みが少ない外材が有利とのことであった。日本では零細な企業が多いため乾燥設備が整っていない。しかし徐々にではあるが乾燥設備に国の支援も始まっている。植林や林業の機械化で乗り切る業者の姿も紹介されていた。解説の遠藤鹿児島大学教授のお話では、日本の材木需要は輸入に頼らずとも充分国産でまかなえるし、国土の保全にも林業の再生は重要という。


(写真は山歩きで見た風景)

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2 コメント

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Unknown (しょうた)
2007-04-22 11:48:12
長らくご無沙汰して申し訳ありませんでした。

我が家は昭和26年、29年、44年と3回家を建てました。と言っても小さな家なので自慢に価するほどのものではありません。
26年、29年に建てたときは、材木は松、杉、桧木など、板や柱も全部国産でした。44年に新築した家は柱は国内産の桧木でしたが、壁板やフローリングなどは外材が使われ、使用率は3:7位の比率で外材が多く使われています。
農業、林業によって生産される製品の多くが、外国からの輸入品に頼るようになると、それで生活費を得ている者にとっては心が痛みますね。
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しょうた様 (落葉松亭)
2007-04-22 13:06:10
コメント有り難うございます。

自分の家を建てるというのは男子一生の事業で大変立派なことです。私などそれが果たせず心残りですが今さらどうしようもありません。44年時点でもう外材の比率が多かったようですね。

主食の米はともかく殆どの食料が輸入に頼り、材木もやりようによっては国産でまかなえるのに外材に頼るというのはおかしいですね。過疎になって田んぼや山が使われず荒れていくのは故里のないものにとっても心が痛みます。
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