高野山に行ったり、成川美術館で、牛尾さんという画家のお描きになった”空海の風景”を題材にしたシリーズを見たりして、この本に興味を持った。もう随分前の本だ。
司馬さんの作で、あまりににも奥深い、あふれんばかりの知に圧倒されつつも、あっという間に、興味深く読めた。西安(当時の長安)に行ったことがあったのも、奏功したかもしれない。
詠んでいると、読者がその場にいたような錯覚に捉われる。臨場感と呼ぶのだろう。塩野さんの”ローマ人の物語”シリーズを読んでいる時と、共通する感覚かもしれない。司馬さんも、私のような素人にも楽しめるよう、意識して易しく書いてくださったのだろう。宗教にかかるバックグラウンド(特に、密教関係)も深過ぎる!
牛尾さんの絵もシリーズを見ていたことも、よかった。司馬さんの知識、含蓄は、どうひっくり返っても、人生があと10回あっても、追いつけないレベルなのだが、齢を重ねたなりのCATCH UP を試みて、少しでも近づきたいものだ。司馬さんの本は、まだ読んでいないものが多いので、これからが楽しみだ。
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