クアラルンプール中央駅の東にある川を渡ると、そこは、チャイナタウンエリアだ。
ショップハウス風の建物が、ビルの谷間にちょこちょこ現れる。
川を渡ったすぐのところには、バスセンターがあったが、狭くて暗い空間に、多くの人が蠢いていた。空気もめちゃくちゃ悪い。我々が、当たり前に飛行機を使う移動も、彼らは、バスで平気で10時間以上かけて移動する。
チャイナタウンの真ん中に、ヒンドゥ教寺院が聳え立つのは、シンガポールのチャイナタウンと同じ光景だ。
当然、華人向けの寺院もある。これは、関亭廟で、日本のチャイナタウンと同じである。豪華さでは横浜が勝つが、真剣に祈る人々の気持ちは、KLのが勝つかもしれない。
中には、お香の煙が立ち込めるが、手前にぶら下がっている、渦巻状の線香は、ベトナムのチャイナタウンのと同じだ。華人が、東亜細亜から、東南亜細亜にかけて、華人文化がいかに広がったかを考えさせられる。
チャイナタウンのはずれには、セントラルマーケットがある。元は、もっと庶民の市場だったのだろうが、今は、観光客向けの、中途半端なマーケットになっているように感じる。
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