かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

丹後紀行

2022年07月18日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


今日は、旅行2日目。
兵庫から、京都を経て、福井へ。
昔の呼び名では、但馬、丹後、若狭国。
朝は、昨日味わえなかった城崎温泉を散策。
若者も多く、嬉しい限り。



最初に向かったのは、伊根の舟屋。
行ったら、遊覧船が、臨時便出しててすぐ乗れたので、30分ほど周遊。
手頃でよかった。
陸からでは。この良さはわからないだろう。
しかしよくこの光景が残されたものだ。
新そうな家も、1階は、船のガレージになっている。



私は、松島周遊で慣れていてしなかったのだが、えびせんでのかもめ餌付け。
とくに外国人に人気。
トンビが混ざっていて危ない。



次に向かったのは、天の橋立近くにある元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)。
丹後国一宮。
奥宮のある真名井ヶ原の磐座に豊受大神が降臨したとされ、伊勢神宮外宮の元宮とされる。
境内は、撮影禁止だが、立派な社殿で、伊勢神宮を彷彿とさせる。
30年毎に、御造替される。



そして向かったののが、傘松公園。
神社の上から、リフトか、ケーブルカーで登れる。ここからの天の橋立が、本来の見方で、対岸から見るのは近代、鉄道ごできてからと、ブラタモリで言っていた。
確かに、こちらに神社はあるし、昔の絵もこちらから眺めたものが多い。

股のぞきも何十年ぶりにしたが、ただ逆さまに見ただけなのに、違ったものに見える。
ちょっと上に元祖股のぞきの地があり、当時は、そこからの眺めだったかもしれない。



成相寺に行きたかったのだが、傘松公園からバスということで、諦めていたら、帰り道で、車で登れる道があって、行けた.
大きなお寺で、驚いた。



中には、左甚五郎作の上り龍の木彫がある。
正面を見る珍しい構図だが、甚五郎が悩んだ末に編み出した構図という。
  


お寺から、さらに車で登れて、絶景スポットがあった。
宮津湾全体が、臨める。



平成五重塔もあり、これも本格的な立派なもので、驚いた。



天橋立ビューランドと智恩寺に寄りたかったのだが、時間がなくなり割愛して、若狭国一宮の若狭彦神社へ。
ご覧の通りかなり痛んでいて、社務所もない。



その手前の若狭姫神社と対になっており、こちらは、かなり整備されている。
若狭彦神社が上社で、若狭姫神社が下社だが、実態は、逆転しているようだ。
今は、合わせて遠敷明神(おにゅうみょうじん)と呼ばれているようだ。
そびえる千年杉が、歴史を感じさせる。



迫力!



東大寺のお水とりの水は、ここから送られている。
奈良時代の、奈良と北陵の関係の深さを物語る。



今日の最後、明通寺。
小原温泉から、山川に登ったところにある。
真言宗のお寺。
平安時代初期、坂上田村麻呂創建と伝わる。



立派な山門。
江戸時代の再建。



本堂と三重塔は、いずれも国宝で、福井県の確保建築は、ここのみ。
創建は、奈良時代で、本堂、三重塔は、鎌倉時代の再建。



薬師如来がご本尊で、降三世明王と、深沙大将が脇を固める。
深沙大将は、かなり珍しい。
西遊記の沙悟浄なのだという。
和尚さんが、詳しく説明してくれた。
いずれも平安時代のもので、重文に指定されている。
当初ゆず木("ゆず"は木偏に岡)の一木造りだったが、焼失し、平安末期に、ひのきの一木造りで作られたとのこと。
寄せ木造りが主流になる中、過渡的な時期の作になる。



三重塔。
美しい。
昭和32年に解体修理したとのこと。



小浜温泉に到着。
オバマさんと、バイデンさんが、迎えてくれた。
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