かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ロック・クロニクル 1952-2002

2018年03月09日 | Music



本書は、ロック史という最近文庫化された書を読んでその存在を知り、早速ゲット。
今も、活発に活動を続けられている広田さんの書。

2002年のロック50周年を機にまとまられた立派な書だった。
50年のロックの歴史をこれだけ、コンパクトにまとめた本は世界中見ても少ないだろう。

もちろん、紙数の制限があったから、ディテイルまでは突っ込めないが、ぎりぎりまで、追求して、50年の歴史を描いているように思う。

1970年までは、より濃厚に、以降は、簡潔に。
最後は、2002年に出たジョージの遺作、BRAIN WASHEDになっている。

本書を読むと、まさに時代に翻弄され、でも、時代を動かしてきもしたロックの歴史がよくわかる。
特に、黒人開放、反ベトナム戦争に果たした影響は、少なくない。
一方、薬物については、当時その危険性への理解が不足していたこともあり、多くのミュージシャンが若くしてなくなった。

ボブ・ディランや、ストーンズが過激だったことがよくわかる。
ビートルズも過激ではあったが、大衆路線をぎりぎり踏み外さずに、うまくやっていた印象を受ける。

今さらではあるが、ロックって何という向きにお勧めできる良書。
出てから20年近く経つがあまり古さも感じさせない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 江戸の随筆に親しむ | トップ | Jimi Hendlix »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。